- 森がわたしを呼んでいる/赤川 次郎
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その夜、佐知子の家は深い森に包まれた。
亡くなったお父さんのやさしい声が聞こえた。
森は、世界を揺るがす謎を秘めている―――。
妙な音が一晩中聞こえてなかなか寝付けなかった。
目覚めると、佐知子の家は深い森に包まれていた。
その日から、平凡な女子中学生の周りで、事件が次々と起こる。
“宇宙服”を身にまとう男たちが出現し、
人気絶頂のアイドルが取材に訪れ、
亡くなったお父さんのやさしい声まで聞こえてきて―――。
森の秘密って一体何？
――――― 帯より
個人的評価 ： ★★★☆☆
突然現れた森とか亡くなったお父さんの声とか、
ホラーっぽい話なのかと思いきや、
最後は随分大きな話になっちゃった。
一番最後、母親とその友人が話してた“秘密”、
えらく唐突な気がしてなんか浮いちゃった感じ。
お父さんの優しさはさらに印象強くなったけど。
読み方が浅いせいってことだろうか。
ここに書かれてることが完全に絵空事だと言えない、
と思えてしまうことが怖い。