今までまわりの人から言われたことで
 

「もっと早く言ってくれれば良かったのに」

「なんでそう思ったときに言ってくれなかったの」

…って感じたこと、ありませんか!?



たとえば…

恋人と別れたときに
友人からいわれるこんなケース。


「あっ、やっぱり別れたんだ。なんか合わないと思ってた」

「実はもっとイイ人いるんじゃないって思ってた」

「良かった。本当はその人でいいのかなって思ってたけど
 言えなかったんだよね」



上記は、あまり良くないと感じていたけれど
当人が恋人と別れたという変化により
友人の感じていたことが明らかになったバージョン。


そして、下記はその逆。


自分が誘った場所へ行った後に
友人や恋人から言われるこんなケース。


「実はあまり期待していなかったけど、
 とっても良かった」

「実を言うと、最初はノリ気じゃなかったけど
 来て良かった」

ほんとは興味なかったからどうしようか迷ってたんだけど
 こんなに素晴らしくてびっくりしちゃった」


ようするに、結果が期待以上で良かったという
感情の変化があったから
最初に感じていたホンネを伝えてくれたわけですよね。


そう、私たちは最初に見た印象や
自分の経験からの想像、
まわりからの情報などによって
色々感じています。


けれど、
今、言っても聴いてもらえないだろうな…と思ったり
相手への気遣いによって
マイナスのことは
あまり言わない傾向にあるのです。



企業研修をさせていただくときには、
先に挙げた、後者の例で
下記のようなお言葉をいただいたりします。


「最初は休みの日を削って研修に出ることを不満に思っていましたが
 やる気も出て、いい結果も出てきて、研修に参加させてもらえて
 ありがたかったです。」

「実はこの研修に出る前、忙しいのに
 何で研修に出ないといけないんだろうって思っていました。
 でも、研修に出させてもらって本当に良かったです。
 社長にも感謝しています。」


企業研修講師を始めた最初の頃、
そのコトバを聞いたときには
ちょっとビックリしました。


なぜなら、私は自費で
かなり高額の自己啓発セミナーとか
コミュニケーションセミナーに参加していたので
そういう内容の研修を会社が提供してくれるなんて
嬉しいだろうな~と、思っていたから(^^ゞ


けれど、確かに、仕事でいっぱいいっぱいの人や
その内容を特に必要と感じていない人にとっては
会社の方針で決められた研修は

“受けさせられている”

“半強制的に出席しなくちゃいけないモノ”

という感覚になるのも、うなづけます^^


そして、最終的には
良かったと感じてくれていたからこそ、
最初に感じていたホンネを言ってくれたわけですから
ありがたいですね。


今日のブログタイトル

“変化の後にホンネはやってくる”

「確かに~って感じましたか?^^



もちろん、最初から
相手が落ち込むとか気にせず
正直に何でも感じたことをポンポン言う人や

相手のことを想っているからこそ、
正直に伝える人もいますけどね。


もし、あなたが
変化の後にホンネ(意見)を聞くより

「最初から知りたい~」

と感じるのなら、


「正直に言って欲しいんだけど、
 ○○についてどう思う?
 あなたが感じていることを参考にしたいの」

と、訊いてみるのもアリですね。


ただし、その相手のホンネが
自分にとって心地よく感じられない内容だとしても、
平静に最後まで聞くという
心構えがたいせつです。


もし、そこで落ち込んだり、
反論してしまったら
その後、お相手はあなたに
ホンネで語ってくれなくなるかもしれません。



以前書いた関連ブログ記事
『人は黙って去っていく…の巻』
ご参考になさってみてくださいね
(^_-)-☆


あなたが思いやりを持って
ホンネを言い合えるステキな関係を築ける
人たちとのご縁がもたらされますように…☆☆☆
 
及川良香