大昔の話ですw
高校に入ってすぐ、同じクラスのAちゃん(仮名)と仲良くなりました。
Aちゃんのお父さんは、別の進学校で高3の担任を何度も経験しているベテラン教師です。
最初の中間テストが近づいたある日のお昼休み、Aちゃんとお弁当を食べていると
次のような話になりました。
Aちゃん:「テストが終わったあとにね、『できたできた』って言ってる人はたいてい
実際はできてないものらしいよ。お父さんが言ってた」
私:「へー、そうなんだ。」
Aちゃん:「『できたこと』と『できなかったこと』がわかってないってことらしいよ」
私:「あー、客観的に見れてないってことかー」
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ってな訳で、その日以来、テストでも、また仕事でも
いい手応えのときは、ひとりよがりの視点になっていないか客観的に考え直し
悪い手応えのときは、必要以上に悲観せず
いずれにしても、「改善の余地は必ずある」、ということを絶対的な前提条件として
あれこれひとり反省会してますw
Aちゃんには2学年上のお兄さんがいましたので
年が明けるとセンター試験、2次試験が待っていました。
センターの出来はそこそこだったそうで、2次に臨んだわけですが、
お兄さんが帰宅後、開口一番、
「完璧にできた♪♪」
と言ったそうです。
そのときのお父さんの反応は、推して知るべし。
Aちゃんも、「お兄ちゃんと私が2年連続で進学だと、お金がかかるよねー」
と、Aちゃんとお父さんの間では悲観ムード一色でした。
が、その後、お兄ちゃんは無事合格を果たし、東京へお引っ越しします。
どこ受けてたん?と聞いたところ、芸大だったそうで。
「芸術の場合は、自分満足も大事なのかもねー」とお父さんも言ってたらしいです。
Aちゃんは理系に進んだため、その後おなじクラスになることはありませんでしたが
冷静で客観的な彼女はもちろん、第1志望の大学へ進学したのでした。