本日、27回目の誕生日を迎えました。
このblogを初めた2010年の冬からであれば9回目…。
今やどれくらいの人が見てくださっているのか不明ですし、
完全に自己満足なので旅行や人生の転機のみ報告する場になっていますが(笑)
幾つか環境に大きく変化があったので、折角の誕生日、
予定も入れていないので久しぶりに思ったことを書いてみようと思います。
(こういう長い心を打ち明けたような文、インスタでは書けないので。笑)
※かなりの長文なので読みたい方だけどうぞ!
まず一つめ、10月末で仕事を辞めました。
理由は夫の赴任に配偶者として同行することにしたから、
つまり、この先のおよそ2年間をアフリカで生活することを選択しました。
たった三行で報告は終わりましたが、卒業して新卒から5年間、
社会人としてブランク無く働いて仕事もそれなりに楽しくて
キャリアビジョンやプライドもあった私にとっては苦渋の決断でした。
20代後半という一番脂の乗っている時期に仕事を辞めて、
キャリアに区切りをつけることに対してある程度の抵抗が………
というよりも、夫が実際に渡航するまでは別居するつもりでしたし、
日本でキャリアを積むことが自分にはできると思っていました。
でも、私にはそれができなかったんです。
夫が先に赴任で渡航した6月中旬以降、ほぼ毎晩泣いていました。
フライトのために成田空港に送りに行った帰り道からずっと。
もちろん翌朝会社には行きましたが、目は腫れていたし、
仕事の電話でも何故か涙が出そうで人と話すのがしんどくて…
営業成績も200%→50%以下に成り下がってしまいました。
誰にもその弱さを打ち明けられなかったのです、肉親にさえ、です。
上司から「大丈夫?」と言われても「大丈夫です」、
親や友人から「さみしいよね」と言われても「まあ慣れるよ」と。
大丈夫じゃない自分を認めたくなくて、一人になった時だけ、
泣けばいいやと。そうしたらいずれ大丈夫な日が来ると願って。
旦那さんも「ついてきてほしい」と言ってくれているけれど、
私には仕事が必要だ、素直に甘えて辞めたら逃げだ、、、と。
そんな時、ついに思いっきり体調を崩しました。
会社に行くだけで眩暈と吐き気、顔は左半分に湿疹が出来てぐちゃぐちゃ、
業務にも支障が出始めて会社にも申し訳ない気持ちでいっぱいで
それがまたストレスになり…。所謂、負のループってやつです。
ここで初めて、「私は自分が思っている程強くないんだ」と気づきました。
いつも周りから強いね、と言われ続けてきて、
周りからの目に合わせて生きてきたんだなと。(遅い)
そんな時、私を変えたのは父のひと言でした。
「もうさ、仕事辞めれば?アフリカについていくんでしょ?
身体壊してまで頑張る意味ある?後数か月頑張っても辞めるの一緒じゃん。
半年くらい何もしないで頭冷やせる時期が人生にあってもいいんじゃない」
正直、頭を金槌で打たれたような気持ちになりました。
今まで、仕事を辞める=「逃げ」=キャリアを捨てることになる、
でもつらい、仕事には這ってでもいかなきゃという考えがループした私にとって
きっと一番必要としていた言葉だったのです。
旦那さんも旦那さんのご両親も私がついていくことを笑顔で喜んでくれて…
その優しさにも感謝でいっぱいです。プライドも何もかも捨てて、
素直に赴任についていきたいと心から思い、楽しみになりました。
“女性は色々と遠回りしているように見えるけれど、
それは決して遠回りでもブランクでも逃げているのでもなく、必要な事。”
これは本当にそうだなと思います。人生には選択肢が幾つもあり、
その選択肢は自分が創り出すこともでき、環境が与えてくれることもあります。
折角選ぶ権利が与えられているのであれば、
普通ではなく「希」な方を選んだ方が人生はきっと面白い。
とはいえ、目標も無く生きるのは嫌なので、
現在はフリーな時間を楽しみながら今後の人生を考えています。
仕事もそうですが、ノンストップでがむしゃらに頑張るよりも、
一度立ち止まって本当に正しいのか考える時間を設けてから行動した方が
結果的に正確で効率がいい時が多々あるしね。
現在なんとなくふわっと考えているのは、
「女性だから」結婚やライフイベントでブランクが出来たり
そのブランクを認めない会社が存在する社会を変えたいということ。
もちろん、だからお前に何ができるの?と聞かれれば、
まだまだ何も考えていないのですが。。。。
ただ、私が辞めることを上司に告げた時(きっと社交辞令ですが)、
「もったいない」と引き留めて頂いたことが脳裏に浮かび…
仕事との両立は諦めないといけない場面が女性にはあること、
そしてきっと私だけの経験ではなく多くの女性が経験しているのだろうと思うと
いつかこの社会を変えていきたいと強く思います。
来年からは駐在妻になり波乱万丈な人生となりますが、
アフリカで生活出来る貴重な機会を大切に。
ブランクがあることが逆に魅力としてアピールできる女性になって、
日本でも世界でも活躍できる人材となれるように頑張ります。
まず私が出来ることは、小さなことですが、それくらいかなと…。
偉そうなことを言うのは結果を出してからですね(笑)
長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただき有難うございました。
27歳は心も身体も元気に頑張ります!
それでは、またお会いできる日まで(*^^*)♡
2019年11月12日 浅見 莉奈