スタートの合図が鳴り一斉に走り出した。
私も自分のペースで1歩ずつ前に足を進めた。


辛くても諦めたくない。
絶対に完走する。



そんな想いが私の背中を押してくれた。



頭の中はシュークリームでいっぱい。
ラングドシャのシュークリームを食べる。
完走した時のご褒美だ。


そんなこと考えながら3キロ走った。
残りは2キロ。


少し歩いた。


それでも足はとめなかった。
歩いてでもいい。絶対に止まらない。


そして残り1.5キロからまた走った。
とにかく走った。


ゴールを目指して足を前に前に。




残り500メートル。
「がんばれーーー!!」っていう応援の声。



あと2ヶ月で26歳。5キロ完走。



らんぐどしゃで壁をぶち破った。