そしてついに
その日が来ました…
そのおばさんは
アパートの一室でカイロプラクティックを
している方でした。
ギリギリまで悩んでいた私は
友達に、一応カイロの予約をお願いし
当日はその友達と一緒に行きました。
挨拶をし中に入るなり、、
私を見て
『カイロじゃなくて相談でしょ? 』
と…聞いてきました。
『いえ、とりあえずカイロをしたいです』
と応えると
『あ?そーなの?分かったわ〜 』
とカイロの準備にとりかかりました
頭の中で一瞬?でしたが
気にせずお願いしやってもらいました。
いざカイロが終わり
たまたま次のお客さんが入っておらず
相談も聞いてくれる流れになったので
『実は、母親を亡くしており話せたらな〜… 』
と言うと
おばさんはすぐに呼んでくれました
話によると、私の母親は
なんとこの機会を待っていたと!
早く話したかったと言ってくれました。
そして
普通亡くなった人は上手く話せず
語尾に(と)や(て)などの
文字がついてしまうみたいですが
母は綺麗な言葉で話されてると!
その理由は
私たちを守るために
修行を頑張っているとの事でした。
それだけで涙が止まらなかった私ですが
話さなきゃと思い……
闘病中に現実逃避をし
中々お見舞いに行けなかった事を謝ると
『 当時若かったしそんなの謝ることない!
むしろ辛い思いをさせて……
側に居てやれなくてごめんね 』
と……
そしておばさんは
『あなたの前では強がってたのね…
病室のベッドで、布団に潜って泣いてたのね 』
と言葉を続けました。
私が産まれてからこれまで
母の泣いてる姿は見たことがなく、
母の弱ってく姿を見て私が泣いてしまった時は
『なんでアンタが泣いてんのよ! 』
と怒ってくるぐらい
私の目に映る母親はとても強い母親でした。
だからそれを聞いて
もう涙が止まりませんでした。
母親が亡くなって病院から自宅に帰宅した時の事
当たり前のように最期の母に会いに
たくさんの方が自宅に来た日の夜
お父さんが亡くなった母親の横に居ると
急に物干し竿がおでこに落ちて来た事がありました。
『 病気の事も誰にも話さなかった人だもん
きっと変わり果てた姿をみんなに見せびらかした
お父さんに怒ったんだよ』
なんて事を話していたお父さん……
気になって、思い切って聞いてみました!
すると笑いながら応えてたみたいで…
『あれはね、まだ状況を受け入れてなくて
何かしら触れるんじゃないかって思って
ガムシャラに暴れていたみたいなの。
そしたらたまたま、竿に手がバーン!って
当たってお父様のおでこに直撃したみたい 』
って……
どことなく母親らしい行動に
思わず笑ってしまいました(笑)
他にも
誰よりもお母さんの側にいたお父さんへ
なにか伝えたい事があるか聞くと
『私が早くに亡くなって男1人で娘を育て孫の面倒もちゃんと見ていて、2人を大事にここまで一生懸命……あぁやっぱりいーやいーや!ありがとうだけ!お父さんにはありがとうだけ伝えておいて! 』
と……
『あの人には長ったらしい言葉なんていいから、ありがとうってそれだけ伝えれば分かるよ 』
と……
帰宅後すぐに父親に電話をし
『お母さんがありがとうだって 』
と伝えると
最初はびっくりしていたが
『ありがとうってそれだけでなんかお父さん救われたよ 』
と言ってきた……
思わず、お母さんの言う通りだ……と言うと
お父さんはなんでー?って不思議がっていたが
お母さんのありがとうは
お父さんが1番欲しかった言葉なんだなって
実感した。
とても貴重な経験で
幸せな時間でした
目には見えないけど
話し方やあっちの世界での事を聞くと
最初は半信半疑だった私も
あぁ、お母さんだって素直に思いました。
母親曰く、とにかく修行し
ランクを上げてるおかげで
いつ呼ばれても出てこれるらしいので
またお話しに行きたいなと思います❤
忘れたくないエピソードなので
日記としてここに残します
ですがこの話には続きが……
冒頭でおばさんが私に
『カイロじゃなくて相談でしょ? 』
ってあの言葉…
実はちゃんとした理由があって
私が入った瞬間、おばさんは妊婦さんだと
思ったらしいんです。
※妊婦はカイロやっちゃダメ
妊娠5.6ヶ月くらいのお腹をしていると…
だからカイロをやるって聞いて
びっくりしたとの事でした!
そしてその詳しい話も
聞いてきました╰(*´︶`*)♡
また時間があった時にでも
続きを残しますね〜
では、、(^-^)/