Sting-Roxanne(9.11ver)
思い出の曲といったら、これははずせない。
2001年9月11日―
そう、それはアメリカ同時多発テロの起こった日。
スティングがその日に行ったライブで歌われたのが、このビデオのロクサーヌである。
ポリスのロックテイストの強いロクサーヌであるが、スティングはそれをしっとりと歌い上げている。
さらに、途中タンゴ調からジャズ調へ変わるメロディにはぞくぞくさせられるものがある。
このアルバムは中学生のときから私の宝物だった。
で、父のランクルに入れていたら、
車ごと盗まれた。
ロシアの窃盗団にやられたらしい。
今頃はどこかのへき地で乗りまわされているか、とっくに廃車になっているだろう。
あ、多分廃車だな。もう10年くらい経ったわ。
父は車が盗まれて悲しんでいたが、私はCDが盗まれたことを悲しんだ。
それを隣のおじさんに話したら一言。
「CDまた買えるじゃん!車買えんじゃん!!」
…そりゃそうだ。
この歳になって気づくランクルの価値。
とにかく、このroxanneのアレンジは最高だ。
Stievie Wonder and Jeff Beck- Superstiton
私が知った最初の海外アーティストで、子守唄同然に聴いて育ってきた音楽。それはスティーヴィーワンダーの音楽だった。
初めてスティーヴィーのコンサートに行ったのは、確か高校生の頃。
名古屋公演で「みんなも歌って」と問いかけ、その期待に答えられなかった私たちに、「聴こえないよ」と話していたことが印象深かった。
ともかく、彼の音楽はほとんどが代表曲で、時々私は
「マイケルは突然死んで世の中に衝撃を与えたけれど、もしスティヴィ―とマイケルが同じように死んでしまったら、どちらの衝撃が世の中にとって強いんだろう。」
と縁起の悪いことを考える。
余談だが、小学生の頃にタロットカードが欲しくなり、本屋で買ったことがある。その時に車で流れていたのが彼の曲で、その占いめいた曲調が、自分が抱いていた「タロット」という得体のしれないものに対する不安と合致し、買って5分も経たぬうちに「気持ち悪いもん買っちまった!!」と後悔したことがある。
結局タロットは怖くて捨てれず、高校生になるまで部屋の片隅に安置していた。
そして呪い覚悟で捨てた。
22歳になって体の脂肪が落ちなくなってきているのは、もしかしたらその呪いかもしれない。
そんなどうでもいい思い出から大切な思い出まで包んでくれるのが私にとってのスティーヴィーだ。
このビデオで共演しているのはJeff Beck。彼のOver the Rainbowソロも感動を覚えた。
時代を率いてきた二人の共演はただまばゆい。
年を重ねても素晴らしい声を保ち続けるスティーヴィーとジェフベックのしびれた音がたまらない。
鋭いリズムにメロディーが重なる名曲Superstition。
これからもずっと保っていきたい音楽。
