すべての講義を終了した後に、質問コーナーが設けられた。
一つ目の質問は情報収集についてだった。
“実践文章の書き方講座”を担当されたクロロスの藤吉豊講師は、
集めたい情報について本人から聞く(一次情報)会いたければ会いに行き、見たければ見に行く、ということが大切ではないか。
人、旅、そして本、これから情報をとることをおすすめします、とのことだった。
インターネットは便利だが、情報元がどこの誰なのか、何の目的で情報を発信しているのか、そこまできちんと確かめることが必用なことも多々あることを改めて認識させられる回答だった。
その回答を受けて、ライター&ライティング概論を担当された同じくクロロスの小川真理子講師は、
"どんなに綿密に情報収集をしても、100%正しいということは、ありえないんだとわかった時、書き手として自信を持って書けるようになれました。"という意味のことをお話された。
100%正しいということは、あり得ない、身につまされる回答だった。
そして和尚様は別の視点から回答された。
“最先端の情報は研究です。あなたに任された分野(仕事など)においての情報は、実はあなた自身の中にあります。
いつも、誰かの情報を追いかけてばかりではいけないのではないですか?
最先端もご自身の中にあります。そういう仕事をなさって下さい。”
という意味合いのことを言われた。
途中からショックで実はきちんとノートに書き取れなかったので、意味合い、とした。
最先端が存在する場所が、自分自身の内側、なんて、衝撃的だった。

周りは何かが進行していたけど、私は少し止まっていたかも知れない。
そもそも情報が必用なのは何のためだ?
そう、何かをクリエイトするために必要な情報、なんだよなぁ。(何かの解決手段というのもこれに私は含めています。)
情報に振り回される、と、よく聞いたり言ったりする。
それは最初に情報ありき、だからそうなってしまう。
結局は、何のために情報を収集するのか、という目的の部分を忘れてしまうと、情報を活かすことはできなくなるんだ。
自分の人生をクリエイトするのはほかの誰でもない、自分自身。
その最先端も自分の中にあって、それを引き出し、活用するために情報は必要なツールとなるんだ。
1日中座って、講義を聞き、オーバーヒートしていた頭が一気に冷やされ、そもそもこのライティング講座に参加したかったのはどうしてだったっけ、と、原点に返っていた自分がそこにいた。