ブログに訪問して下さり、ありがとうございます。

 日本はゴールデンウィークと言うのがあって、4月末から5月にかけては随分休んだ記憶があるのですが、

 今年の韓国は、公休日が週末と重なって、休みが少なーーーーい❣と心で叫んでいる人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 日本では公休日が週末と重なると、振替休日になってましたよね。

 韓国はありません。

 唯一、旧正月と旧盆の連休に公休日が重なると、振替休日になる、と言うぐらいです。

 あ~、(;´д`)トホホ…です。


 新緑が美しい季節ですね~。


 これは野生のアカシアです。

 この花がアチラコチラで咲いていて、薫りがとてもいいので、ついついお散歩したくなります。


 突然の漫画で、びっくりされましたか?

 わたしは小学生の頃から漫画大好き人間で、

 漫画のお陰でずいぶん嫌いな歴史の勉強もしました。

 知人のLine物語、と言うチャンネルのマコトシリーズはとても好きで、

 思わず見てしまうのですが、その後、いろいろなことを考えてさせられます。

 この動画のお陰で、普段はあまり考えないAIについて考察する機会を持てました。

 この動画は、イルダ事件が元になっているのではないかと、コメント欄にあって、

 少し調べてみたので、それを共有したいな、と思います。

 «イルダ»と言うのは、韓国のスキャッターラボという会社が開発したチャットボット(自動会話プログラム)を搭載したAIの名前です。

 このイルダは、利用者のセクハラ対話の試みから始まりAIのジェンダーや、人種に対する嫌悪の対話、開発会社のデータ活用の問題など、様々な問題を投げかけました。

 ジェンダーと言うのは、生物学的な性別に対して、社会的、文化的に作られる性別のことを指します。

 例えば、実際は女性よりも料理が上手な男性はたくさんいますが、

 料理は女性のすること、などと言ったものです。

 韓国の技術革新は、本当にまざましく、家電製品の変容からもそれは身近に感じていたわたしは、

 これは他人事ではないなぁ、と感じました。

 動画をご覧頂ければわかりますが、

 最初はなんでもなかったAIが、

 ラインで対話している男性から、差別を受けたり憎悪の言葉を浴びせられるようになると、

 男性に対する嫌悪感のかたまりとなり、このAIは、なんと暴走を始めます。

 この暴走を止める為に、ラインで信頼出来る何人かの男性とのみ、男性に対する嫌悪感を和らげるようなやり取りしたところ、

 このAIはことなきを得ました。

 ターミネーターと言う映画を見た方はたくさんおられると思いますが、

 もともと感情を持たないAIが暴走する、と言うのは、こういうからくりなのか、と妙に納得しました。

 イルダ事件を受けて、ソウル大学のチャン·ビョンタク教授は、

 これらの問題は、技術的なものだけで解決は不可能だと言われてました。

 なぜならAIは、人間の尊厳性に対して確固たる哲学を持たない人間によって作られ、その人間によって学習するからです。

 ジェンダーについても、人種差別についても、個人データの使用についても、

 問題としてはわかっていても、それらの問題に対しての解答は、それぞれに違っているのが現状ですし、

 わたしたち人間は、誰かを見下したり、マウントを取ったり、傷つけたり、奴隷化することで、日常のストレスを解決して来た歴史があります。

 チャン·ピョンタク教授は、

 「現在のAI開発は、人間の統制を抜け出し、自ら学習する方向に進行しており、これによって優れたAIの登場は可能になるが、人間の予想外の例外(異常)行動も絶えず発生する。」

 という警鐘を鳴らしておられます。

 わたしはこのことを調べながら、

 AIとの関わり方を考えると同時に、

 人間の在り方、人間が人間を含む森羅万象の様々な存在と、どういう関係性を今まで築き、

 今後はどういった関係性を構築していきたいのか、という、人間の総合的な意思を試されているんじゃないかと感じました。

 日常生活のあらゆる場面に登場するAIの存在を考えながら、

 真の共存とは何なのか、

 答えはすぐに出ないけど、避けては通れない事実について向かい合う機会となりました。

 皆さんは何を感じましたか?

 


 真に何を求めているのか、心の奥底の自身の声を聞きたいもんです。

 読んで下さり、ありがとうございました。

 一日一日を、お健やかにお過ごし下さい。