ずっとイギリスに行きたくて

今年やっとイギリスワーホリの抽選で

1000人の枠に当選したのに

予期せぬウイルスで足止め…

悔しいというより、冷めていく自分がいて

毎日がどんどんつまらなくなっていくのを

情けないことに自分で止められない


だから、私的にとてもシンプルに

"明日が最後の日だとしたら、
                                いま何をしたい?"

そう考えると…

やはり一番やりたいことは、私が心底愛した、19世紀の女性作家エミリー・ブロンテの『嵐が丘』にでてくる嵐が丘を一目見たい!ということ


注) 『嵐が丘』をこれから読む人はネタバレあり

文字が読める女性にとてつもない偏見があった19世紀イギリスで、ゴシックの要素、反キリストの思想を盛り込んだエミリ・ブロンテ

これだけでも当時の読者からは気味が悪いとブーイング

・女性のくせに文字の読み書きができて、知性で男性に張り合うなんておかしい

・キャサリンが見た夢は天国が自分の居場所ではないと天使に言ったら、嵐が丘に落とされてしまうというもの、これもキリスト教に反して気味が悪い

・主人公ヒースクリフは亡くなった恋人の亡骸を墓場で掘り起こすが、これも当時の人には想像したくないほど非常識で不気味な話

そう、普通じゃない話

普通じゃない男女に、普通じゃない恋愛

そして愛し合えないThe普通の旦那エドガー

全知の語り手ネリー

ヒースクリフの分身ヘアトン

…………


今のコロナで人間にはどうにもできない大きな力を感じた人は多いはず

そんな人は嵐が丘で巻き起こる、人々の嵐のような激しい感情に心が落ちつくかもしれない


少なくとも私は、どうしようもない激しい感情をもっても、すべてが嫌になっても、心の中にいつも『嵐が丘』があって、友達みたいに寄り添ってくれるから生きる力が湧いてくる


ヒースクリフの怒りと憎悪と復讐心
キャサリンの激情
第二世代のヘアトン、キャサリンの賢さ
ネリーの意地悪さ
エドガーの無関心と非情さ

死ぬまでに読み解きたい最大の文学『嵐が丘』




19世紀のイギリスは本当におもしろい

だからこれからは誰がなんと言おうと
イギリス文学で人の役に立つ

そうなれる自分をつくりたい

原点に返るんだ

そして、秋にはイギリスに出発しよう!

これからイギリス文学の魅力を

どんどん発信していきます!

乞うご期待!

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