やはり結婚経験があるだけあって、美希ちゃんの意見はごもっともでした。
的を得ている。
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私は、そこそこ裕福な家庭から両親の離婚により大転落したため、人生の前半は死に物狂いで働き、自ら人生を切り開いてきました。
15歳から精神的にも肉体的にもかなり無理して働いてきたので、身体は癒着しまくっているし、35歳で既にボロボロです。
中学、高校の成長期にコンビニや栄養のないお蕎麦などの炭水化物を摂取していたせいでしょう。
ジョー坊ちゃんには言っていませんが、あまり長生き出来ないと心の底では思っています。
もう35歳なので人生が半分終わっていると確信しています。
関西に帰ってきて、心にゆとりのある生活をやっと送れるようになりました。
東京の荒んだ雰囲気と、あの根性の悪いどす黒いストレスの塊は、私にとって地獄でした。
関西人には明らかに合わない土地でした。
やっと、自分が本来いるべきところに戻ってこれたと安堵していました。
ジョー坊ちゃんが喜んでくれるお食事を作り、テーブルコーディネートを学び、お庭を綺麗にして、子供を育ててのんびり過ごす予定でした。
働く事が嫌というより、もうええやん、いい加減休ませてーな。と言うのが本音でしょうか。
今、興味があることは、タイへの移住、タイ語、英語で、外に目が向いています。
口だけで生きてきた、手に職がない人間にとって、海外で生活するには足りないもの、それは語学力。
タイはビザがお金で買える国です。
でも、ジョー坊ちゃんは遅咲きなので40歳にして独立を考えています。
会社の利益のために働くより、自分の利益のために働く。自分の人生を大切にすることに気付いたのが、とっても遅かったんです。
会社のために、人生を切り売りしても結局残るのはなんでしょう。年金？それも貰えないでしょう。
日本は、自己犠牲がよしとされる国ですが、なぜ自分の人生を大切にしないのか不思議でなりません。
インドにいるときに、インドネシア人に言われたそうですが、その時は気付かなかったそうです。せめて、30代前半で気付いていれば、、
身を削って働く事が当たり前の秋田の農家精神が染み付いた結果ですね。
色んなところで、環境の違いは出ます。
片方は、燃えているのに、片方は燃え尽きている。
夫婦で見ている方向が全く違うんですよね。
これから独立し、野心に燃えている夫。自営業を経験し、燃え尽きて、セミリタイアをのぞむ妻。
でも、夫婦で違う方向を向いていてはいけないんです。
確実に、離婚します。
離婚経験者に言われると説得力しかありません。
今出来ることは、いつでも出来ると言われました。
子供ができたら、タイに行かれへんやんと言うと、りんさんなら、しれっと行くから心配いらんと言われました。
絶対タイに住みたいし、自由な2019年の間にタイに3ヶ月の語学留学に行きたいぐらい！何なら1年語学留学したいのに！
というと、
ジョー坊ちゃんがお金を稼ぎ出してからでもいけると言われました。寧ろ今ではないと言われました。
事業資金の資金繰りも考えて生活しているのに、なんやこの金額は！
カード止めるぞとブチキレられた話をすると、
当たり前やと言われました。ごもっとも。
そう。なんちゃってなんです。口ではなんちゃって芦屋と言っているくせに、錯覚していました。office workerと結婚し、近所にはびっくりなお家がたくさんあるなかに紛れ込んだなんちゃって。なんちゃってはなんちゃっての生活をしなければなりません。
身の程をわきまえなければなりません。
でなければ、破産します。
なんちゃってを卒業するためには、ジョー坊ちゃんが稼ぐしかありません。
ということは、同じ方向を向くしかありません。環境作りは大切だということは、身を以て経験しています。
よって、お金をプールしておく必要があり、私も働く必要があります。
でも、扶養家族は抜けたくないので、130万以下。
さっそく大学時代にお世話になっていた不動産会社に電話し、来週から働かせていただくことになりました。
閑散期で人がいらない7.8.9月は休ませて頂く事も了承してくださいました！なんと優しい！ここはJAPANよ。日本ではなかなかありませんよね。
タイで過ごします。
3ヶ月の語学学校は確保できました。ミラクル！何事も、交渉あるのみ。
3ヶ月を確実なものにするため、独学でお勉強します。
ベイビーがお腹にいる間は何もできないし、寧ろ邪魔をしてジョー坊ちゃんの負担になるので、タイで滞在するのもありやんか。と一人でほくそ笑んでいます。
夫婦で同じ方向を向くと、メリットしか見えてきません。
来週から頑張って働きます！