地上天国 3⒎(人間能力開発研究所) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.
























2歳で
息子りん
脳障害を負い











わたしは
世界一ハードだと
言われている
脳障害児のための
リハビリに










雷に
打たれたように











衝撃的に
運命的に
奇跡的に









出会った






















そして
当時
入院や診察をしていた
市内、県内の
病院や医師には











息子は
インフルエンザ脳症で
詳しい状態はわからず
様子を観るしかない
と言われていたが












片っ端から
読んでいた
研究所の書物では
息子のことが
手に取るようにわかり









そして
日本や県内の
医療現場では











無知な存在と
思われている
母親であるわたしと
息子が









アメリカに本部を持つ
研究所では
常に尊重され
耳を傾けて貰え









お互い
尊敬し合い
協力し合い










同じ方向を向く
その関係は
嬉しくて
何度も泣いた























そして
アメリカでの
初診の日は









たまたま
息子の四歳の
誕生日で










その日息子は
現地の
日本人ボランティアさんや
現地のスタッフさんに









HAPPY  BIRTHDAYの歌を
歌ってもらい
ケーキで
お祝いをしてもらうという
温かい時間を過ごし










あらゆることで
母親としての
自信を失っていた
わたしにとっても









それは
忘れられない
誕生日となった











そして
診察は









日本から
持って行った
MRIなどの資料や









妊娠前からの
記録を記した
厚さ1センチ近くにもなる
報告書を元に









世界各国から
集まっている
スタッフにより









様々な検査と
診察と観察が
何日にもわたり
行われ









息子の状態が
どんどん明らかに
なっていった









そして
日本では
理解力がなく
指示に一切従えない









重度の知的障害児
診断されていた息子
だったが










理解力のない子ども
天才ではない子どもには
一度も会ったことがない









という
研究所スタッフの
元では








まるで
魔法がかかったように
指示に従い
わたしは目を疑った










そしてそれが
子どもへの信頼、尊重が
根底にあるからこその
現象で









それは
不動の岩をも
動かすことを知り








ここでは
奇跡が当たり前なのだと
思った




















そして
美しい森の中の
美しい建物で










傷ついた
子どもたちのために











美しく生きる
ひとたちがいる
そこはまるで天国で











そこでは
障害児だけでなく
健常児の研究も
されていたので









リハビリを
共に戦ってきた
いつも尊重され










娘たちも
こんな環境で
育てたい











わたしも
こんな環境で
育ちたかった












永遠に
そこに居たい











といつも
思った