息子が
小学校
3年生くらいのころ
仲の良い
同じ特別支援学級の
女の子のお友だちが
泊まりにきた
だから
深夜まで
二人で遊ぶのを
そっとしていたら
隣りの部屋から
聞こえてくる声に
わたしは耳を疑った
それは
おしゃべりは出来るが
いつもとても
幼い息子が
あまり
おしゃべりは
得意ではなく
でも器用な
息子とは
真逆のタイプの
お友だちに
等身大の
小学3年生の
しっかりした
男の子として
話しかけて
いたからで
わたしは
息子のその
聞いたことのない声に
ハッとした
そして
彼女には
知的障害があるから
でもあるが
それを
黙って
善悪も無く
聞いていた
彼女に
ああ
わたしも
彼女のように
息子の話を
聞いたらいいのか
とハッとした