前世この絵は絵の具が息子の手から紙と新聞にポタッと落ちたところから始まったそして息子はそれをティッシュで拭きそしてそこから絵を描き始めたそしていつも思う息子の絵はどこを切り取っても美しくそのハプニングまでも美しくその瞬間瞬間が美しくすべての瞬間が今ここで完結していて どれもが作品だとだから出来上がった作品は一枚だがそこにはたくさんの作品がつまっていてふと前世というものがあるならわたしたちの人生にはさまざまな前世がつまっていてそして一つの人生が 創り上げられているのかもしれないなと思った