〝人生はいかに、何もしないか〟
絵を描くとき
道具を決めず
タイトルも無く
絵を売ろうとせず
喋らず
考えず
うまく描こうとせず
ただ
目の前に
用意された環境で
描き
そのとき
美しさしかなく
〝人生はいかに、何もしないか〟
で
それは
信頼で
信頼という言葉も
ないくらい
それが
当たり前なのだと
思った
それは
一切動かない
というより
宇宙の意思
だけで動き
それ以外は
動かない
ということで
余計なことはしない
ということで
ふと
小さいころ
「何もしたくない」
と思っていたことを
思いだした