無意味 ⒈息子が16年前にインフルエンザ脳症で一時期全盲になり退院してすぐのある夜息子はからだが感覚を覚えていたのかまるで見えているかのように夜中に1人でキッチンにあるテーブルに上っていたそして月明かりに照らされながら足をぶらぶらさせて座っておりそれがなぜそこに座りなぜそんなことをしているのかわからなかったがそれを見たわたしは切なく儚く怖く美しすぎて動けなかった そして先生が今日の絵画教室でりんくんの絵は無意味で絵は無意味であるほど美しいと言われたときふと当時の息子を思いだした無意味 2.無意味 3.