わたしの実母は
本当に花を植物を育てるのが
上手
滅多に咲かない
と言われているような
花を咲かせたり
もうダメかもしれない
という植物を復活させたりと
それは根気よく丁寧に育てていて
本当に尊敬する
だからそんな
動物より更に繊細な
花を植物を
育てるということは
物言わぬそれを
知って
観察して
それらが持っている命を
輝かせるために
自分がどんな環境を
整えたらいいか考えて
整えて
対話して
生命力を信じて
諦めないで
季節を待って
息吹を待つ
ということで
人育て
子育て
自分育て
人との関わりは難しい
という母に
もう
出来ているよ
と言った
そして
少しずつ
わたしもそんな子育てを
しているのよ
と言った
息子の言葉は
真逆のことを言ったりと
信じられない
参考にできないことが多く
だからいかに
観察するか
だと
だからそれは
知るということ
で
愛とは知ること
で
息子を知り続けたから
絵に出会ったのよ
と
だからわたしは
障害を負った息子の世界が知りたくて
アメリカに行った
世界一ハードだという
リハビリをした
何百万もかけ
何十人というボランティアさんにお願いし
命を懸けた
それはただ
息子の世界が知りたくて知りたくて
ただそれだけで
ただ愛だけ
だったと
そして
知ったとき
自ずと
自分に出来ることは
何かが分かり
だからそれは
息子に対する
同じなんだよと話し
知るとは
頭で知るというより
ハートで知る
ということで
それは
体験も同じで
知るということほど
素晴らしいことはない
と思っていると
