1ヶ月ほど前にブログで書いて欲しい内容を募集してみた所、ありがたい事にいくつかのリクエストがありました。当時は決算シーズン真っ只中、その後コロナにかかってしまった事もあってなかなか回答のタイミングを見つけられませんでしたが、ようやく色々と落ち着いてきたので今回はその時頂いた質問の中から文量をあまり要さず答えられそうなものをまとめて答えさせて頂きたいと思います。

 

 

・株投資に興味を持ったきっかけと、実際に投資を始めた理由は?
 これは…申し訳ありませんがあまり覚えていません。私が株を始めたのは学生時代で、正直言って深い理由は無いです。何となくといった所でしょうか。
 ただ、子どもの頃からニュースは結構見ていました。というよりテレビが好きだったので、その流れでニュースも見ていたという感じかもしれません。そこで政治や経済のニュースに毎日のように触れていたのは確かです。そういう土台があって株式投資に興味を持ったのでしょう。あと、これはいずれ書きたいと思っているのですが、私は「数字」というものが好きです。株や経済は数字の世界なので、それも興味を持つ要因だったのかなと思います。


・株を始めるにあたって学んだ書籍は?
 特に何も読んでいません。本屋で投資に関する本を少し立ち読みした程度です。ただしその中で、リスクとリターンについて書かれていた内容はかなり印象に残ってます。それに関しては昨年1月のブログ「リスクとリターン」で書いております。


・経済について参考にしてきた書籍は?
 これも正直言ってパッと浮かんでこないです。大昔(学生時代だったかな…)に読んだ『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』という本は結構印象的でしたが、今思い返すと必ずしも普遍的真実が書かれているかどうかは怪しいような気もします。『資本論(マルクス)』g-w-g’という定式と『21世紀の資本(トマ・ピケティ)』r>gという不等式は大好きで、この2つの式で現代の資本主義経済の根幹はおおよそ説明できると本気で思っていますが、でも資本論も21世紀の資本も読んではいません。式を知っているだけです。
 私の場合は経済学部卒なのでそこで学んだ知識が基として、現在は経済のニュースや記事で知識に肉付けしているという感じです。幸いにも今の職場ではヤフーを見られるので、仕事中に隙あらばヤフーを覗いて株関係の調査をしたり経済絡みの記事を読むようにはしています。ただしこの際も注意していることがあって、それは読む前に誰が書いた記事なのかを必ず確認するという事です。ネット記事はハッキリ言って出鱈目なものも多く、しかも経済知識の乏しい人を洗脳しようという悪質な嘘だらけです。私の中でブラックリスト入りしている人物は何人かいますが、特に野口悠紀雄と久保田博幸という2人は本当に悪質です。なので当ブログの読者は、これら悪質なオッサンの記事は決して読まれませんようご忠告申し上げます。
 あとテレビ番組に関しては、ニュースやワイドショーで言っている経済関連の内容は残念ながら嘘ばかり。報道ステーション・モーニングショー・サンデーモーニングが特に酷い御三家でしょうか。経済を専門に扱っているテレ東のWBSですら私から言わせれば相当怪しい内容です。ただ、土曜朝に関西で放送している「正義のミカタ」という番組だけは基本的に正しいい事を言ってくれていると思います。円安は日本経済にとってメリットが大きいと言い続けていますし、つい先日の放送でも「現時点でのマイナス金利解除は愚策」と断言していました。なので正義のミカタだけは一応毎週録画しており、興味のあるトピックなら見ておこうかなという感じです。


・握力、入金力を上げるために気をつけていること、実践していることは?
 私が株式投資において特に重要と考える2つの力ですね。まず握力に関しては、「目標地点や目標株価をしっかりと定める」という事が何より大事と思っています。例えば6677エスケーエレクトロニクスという株があります。私がこの株を最初に買ったのは昨年6月ですが、この時に定めた目標地点は「8月の決算発表」でした。「エスケーエレクトロニクスは8月の決算で大きな増配を発表する筈、だからその直後に株価は上がるに違いない」と考えましたが、その考えを堅持している限り途中で株価が下落しようが正直どうでもいいことです。もちろん下方修正等の悪材料が出れば前提条件が変わってしまうので目標も変更しなければなりませんが、そういった特別な事象が無い限りは、保有株ごとに目標を定めておけば足元の株価に惑わされなくなります。
 もう1つ例を挙げると7927ムトー精工は、私は先の3Q決算後に株価は2400円になると期待していました。この「3Q決算・株価2400円」というのがとりあえずの明確な目標地点・目標株価だった訳です。だからそこに到るまでに株価が1700円~2300円ぐらいを行き来しましたが、正直どうでもいいと思っていました。なぜなら決算直前の株価が1700円だろうが2300円だろうが、結局は決算後には2400円になっているだろうと本気で思っているからです。まあ実際は決算前の株価も高い方が前もっての利確の選択が生まれるのでそっちの方が良いのですが、いずれにしても目標地点・目標株価を明確に定めておくというのが握力の源泉になると思います。
 続いて入金力に関しては…これは私が逆に教えて欲しいぐらいです。何せ私は賃金がとにかく低いのでなかなかお金が貯まりません。
 ただ、お金を少しでも貯めるための思考として「穴の開いたバケツに水は貯まらない」という考え方は強く意識しています。私の場合はバケツに注がれる水はとても少ないです。だからこそ塞げる穴は少しでも塞いで、恒常的に出て行く金額を減らそうと常に考えています。そう考えた時、特に大きな穴となりがちなのがサブスク・通信費・食費だと思ってます。なので私はサブスク的なものには全く加入していませんし、スマホは楽天モバイルの安いプランから動かした事がありません。食事もハッキリ言ってかなり質素で、朝は食べずに昼はインスタントラーメンor何も食べないの2択、夜も湯豆腐・野菜サラダ・100g100円前後のお肉・たまにインスタントラーメンという日がほとんどです。ツイッターを見てくれている方はには結構いいお店に行きまくっているような印象を与えてしまっているかもしれませんが、あそこで載せている画像は大昔に撮ったものも多く、実際はほぼ毎日激安の食事です。そのようにして日々の食費を抑えれば、たまに贅沢してもトータルの支出は抑えられます。バケツの水を飲む時は飲む、でも恒常的に水漏れする穴は徹底的に塞ぐ、これが私のやり方です。


・少子高齢化が今後の日本経済や株式市場に与える影響についての推測・考えは?
 これに関してはよく分からないですが、間違いなく経済に良い影響を与える事は無いでしょう。加えて少子高齢化の進行に伴って各政党(特に自公)が打ち出す政策もどんどん高齢者寄りになり、経済成長とは無縁のくだらない政策が今以上に増えるのではないでしょうか。また、今の少子高齢化はまず止まらないと思います。つまりお先真っ暗としか思えません。
 株式市場に対しても、少なからず悪い影響を与える事は必至でしょう。ただ近年の資本主義経済では株価は景気と連動しておらず、金融緩和さえしていれば株高となるというイメージがあります(今の日本がまさにそうです)。また、日本の有力企業は先細り著しい日本市場をほとんど相手にしておらず、海外を相手に稼いでいます。なので今後日本市場がどんどん衰退しても、海外を相手に稼いで配当をちゃんと出せば株価は意外と大丈夫なような気もします。国内はボロボロ、でも海外相手の企業の株価は決して悪くない…みたいな流れになってしまうのではないでしょうか。

 明日は皆さんに興味を持ってもらえそうな「銘柄の見つけ方は?決算分析の時に使用しているツールとスクリーニングのやり方は?」についてお答えしたいと思います。