若くたって不倫してきたんです!!

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不倫、浮気等に著しく気分を害される方は、スルーすることをお勧めいたします。

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キスの味・・・

「遊びにいこうよ」


というコウジさんの話は社交辞令ではないらしい。

『明日の夜は空いてるの?』

『明日はバイトですょ』

『じゃぁ明後日は?』

『友達のトコニ遊びに行きますけど・・・夜だったら大丈夫かも。』

『じゃ、明後日約束。 手羽先の美味しいお店があるから。』


メールのやりとりが楽しかった。

でも、色々考えてしまう。

手羽先が美味しいお店・・・飲み屋さんかな?

私は高校生だけど、飲めない方ではナイ。

飲んだ方がいいのかな?


待ち合わせも時間も決めてないし、なんだかすっごいアバウトだけど・・・いいのかな?

どんな格好したらいいんだろう・・・。



その日遊んだ友達にも、コウジさんのコトを話した。

そして、予定していたよりも少し早めに別れる。


しかし、電車の乗り継ぎ画うまくいかなくて、結局遅くなってしまった。

電車の中からコウジさんにメールするけど、すでに友達と飲んでいるみたいでなかなか返事がこない。 

最後には、何も返ってこなくなった。


私は自分のしている行動に、寂しさを覚えてきた。

私は一体何をやっているんだろう。

ただ一人、舞い上がっていただけ。


乗り換える駅で、ボーっと立った。 

コウジさんからメールの返信がないまま、2本、3本、と電車が通っていくのを見送った。

次の電車がきたら、乗ろう。 


そう思って、黄色い線をまたぐように立った。

すると、そんなときに限って、コウジさんから電話がかかってきた。

「今、どこ?」

「駅ですけど。」

「何?怒ってるの?」

「怒ってないですけど。」

「どうする?会う?」

「飲んでるんでしょう? 続けてください。 私は帰りますから。」

「何をすねてるの? とりあえず、家まで送るから。 電車降りたら電話して、いい?」

「・・・はい。」


ふてくされたような声で返事をしたけれど・・・

内心、嬉しくて嬉しくて仕方なかった。


逢えるんだ! 二人で逢えるんだ!!

心の掃除。

自分の想いを伝えた次の日。


なんだか気恥ずかしくてメール出来ないでいた。

そう思っているうちに、再度就寝。 次に起きた時、もう真昼だった。


遠くで音が鳴っている。

電話みたい・・・私のケータイに電話がくるなんて、珍しい・・・。

ディスプレイを見てすぐに電話を開いて耳に当てた。


「もしもし!」

「もしもし。 寝てた? 切ろうか?」

「いや、起きました。 大丈夫です。 はい。」


コウジさんからだった。

私はまだショボショボしている目をこすり、明るい世界に目を慣らしながら、口を動かした。


普通の、世間話。

自分から、昨日のことは何もいえなかった。 だって恥ずかしい・・・。


「今日は、何をする予定なの?」

「え~~と・・・部屋を・・・片付けなきゃいけないみたいですね。 ちらかってるので。」

私は自分のいる部屋を見渡した。 あと1週間もしない内に2学期が始まる。

「じゃ、心の掃除もした方がいいんじゃない? 整理整頓して、ね?」


私は苦笑するしかなかった。

整理整頓?・・・やり方がわからないぞ、やり方が。

第一、今の私の心の状況は散らかってるのですか!?


電話が切れて、考えた。

もう、心は十分整ってるよな。


告白

「それ、その人のコト、好きなんじゃない?」


友達にコウジさんのことを話すと、そう言われた。

自分でも意識し始めていただけに、『やっぱり』と思った。


自分がその人のコトを本当に好きかどうかわからない時。

周りに、その人のコト好きなんだよ!! 絶対そうだよ!!なんていわれると、

そうなのかな? コレが、人を好きになるって感情なんだ。


・・・って感じで、流されてその人を好きなように、自分を仕向ける・・・。

そういう流れが私にあったのかもしれない。


友達に言われて、私はなんだか興奮してきた。

今まで、男の人と付き合ったこともないし、そういう感情を抱いたこともない。

コレが、『恋』というやつね★

みたいに、自分で満足してしまった。


『コウジさんは今、好きな人とかいるんですか?』

メールで質問しながら、好きな人=自分、だとイイナ♪ なんて思ってしまう。

『いないよ』

ガッカリしたと同時に、ヨシヨシという手ごたえも感じる。

自分のことを好きでなくても、自分以外にも好きな人はイナイという意味だから。

『じゃぁ、気になる人は?』

今度こそ、自分が気になる存在でありますように、と願う。

『いないなぁ。』

ガッカリ感のが大きかった。


私は全然相手にされてないんだなぁ。

まぁ、10コも年上の、見るからに大人って感じの人から見たら、私なんてもう、子供中の子供でしかないんだろうなぁ。

「遊びにいこう」なんて言ってくれたけど、ただの社交辞令・・・?


やけくそだった。

ちゃんとした告白は恥ずかしいくせいに、周りから固めていくというか、

「私は今自分の気持ちを伝えてるんですよ、気づいてます??」みたいなオーラをメールで送った。

って言っても、私は魔法使いとかじゃないから、ちゃんとソレを言葉に変換したけどねw


『好きなタイプはどんな人ですか?』

『好きな人にはどういうことを求めます?』

『今まで付き合った人はどんな人なんですか?』

・・・とかね。


さりげなく、自分のタイプも入れて、しかもそいれはちゃんとコウジさんにあてはまる項目を書いた。


『私の気持ち、分かってます?』

『うん。 そりゃ気づくよ。 でも、どうして俺なのかなぁって思ってる。』

『うーん。 どうしてでしょうねぇ。』


告白なんだか、なんなんだかよく分からなかったけど、とにかく私の気持ちは伝わった。

コウジさんの気持ちは分からないけれど。

長電話

メアドを教えてもらって、メールをして。

1日2日たったお昼。

平日はお昼のバイトはナイ。

夏休みも最後だったけれど、特にすることはない。


お昼になろうとする頃、電話が鳴った。

メールの着信音は流れても、電話の着信はなかなか流れたないケータイ。

ビックリしてディスプレイを見ると、そこにはコウジさんの名前があった。


初めて、二人の会話をした。

どんな仕事をしてるのか。

今何をやってるのか。

私の状況。


コウジさんは、9月から当たらしい仕事に就くそうだ。

私も9月に入ればバイトも辞め、学校が始まる。

今のバイトはとても心地いいけど、夏休み中という短期のモノだった。


「遊ぼうよ。」

「うん。遊びに連れてってください。」


そんな会話も飛び交った。

コウジさんの言う『遊び』って、どういう意味なんだろう。

どういうことを、『遊び』っていうんだろう。


それさえもわからないのに、『遊びたい』と答えてしまった。

とにかく、コウジさんと逢いたかった。

逢って、こうやって、笑いながら話をしたかった。


コウジさんを好きだんなんて、まだわからなかった。

ウトウト・・・メール・・・ウトウト

初めてのメールでは、番号は教えるべきではなかったのか? そんな経験ないから、分からなかった、気づかなかった・・・。 いつもは冷静に何でも落ち着いて判断出来るのに・・・。


疲れていたから?

眠かったから?

ドキドキしていたから?


『番号は教えるべきじゃなかったんですか?? すいません、よく分からなくて。』

『いや、いいんじゃん? Rinちゃんは彼氏とかいるの?』

『いないですよー。コウジさんは?』

『まぁまぁ。 そんなこと気にせず、楽しくやろうよ、ね。』


それから少しメールをした。 メールを送って、ウトウトする・・・。 着信音で起きて、またメールを打ち返す。 そしてまたウトウト・・・の繰り返しだった。 結局連続で眠れたのは15分が最高で、疲れは全然取れなかった。


いつもなら、いくらメールが来ていても、自分が寝ている時、邪魔されたくない時は着信音は切ってしまう。 好きな本に集中している時にメールや電話を気にしたくはないし、ビデオを見ている途中で停止ボタンを押したくない。 眠りを妨げられるなんてことは、私の中では一番イライラさせる行為だった。 


だけど・・・このときは違った。 メールが気になって仕方なかったし、すぐに返事をしたいと思った。 


「メールしろ」って、凄まれたから?

見た目怖そうな人だったから?

ちょっと、カッコイイと思ったから?


コウジsなんからメールが返ってこなくなって少ししてから、夕方のバイトに行った。 疲れの取れていない体は重かったし、動きが鈍いこともわかっていた。 しかしそれも少しすれば慣れてしまった。 それよりも、早くバイトが終わって、ケータイを見るのが楽しみだった。 コウジさんからのメールを見るのが、待ち遠しかった。


初めーる★

「絶対、メールしろよ。」                                                                 

                                                                             

コウジさんの帰り際のその言葉には、力があった。                                             

真剣な目をしていて、私はただコクンとうなずいて不自然な笑顔を作るしかなかった。                         

                                                                               

「あら、あの子。 ケータイ忘れて行っちゃったわ。」                                            

コウジさんとオトモダチが帰った後を片付けていたパートさんが言った。 置いてあった席から推測すると、どうやらコウジさんのケータイらしい。 あれだけメールしろよ、と私に凄んでいた割には、自分がケータイを忘れていっているではないか。 私はふくみ笑いをした。                                            

「あの子はバイク置いていってるから、取りにきた時渡せるでしょ。」                                      

店長さんはそう言って笑った。                                                          

                                                                             

お昼の仕事が終わって、まかないを食べた。 辛いのに、おいしいラーメン。 さすがにスープは飲めそうになかったけれど、少し汗ばみながら口に運んだ。                                             

少し離れたところに、コウジさんが忘れていったケータイがある。                                   

白に少しシルバーがかかったような色。 二つに折りたたむタイプだ。 ストラップも何もついていない、

シンプルなものだった。                                                                

                                                                            

いきなり、テーブルに振動が走った。びっくりしてキョロキョロすると、コウジさんのケータイが震えていた。    

「Rinちゃん、ちょっととってあげて。」                                                      

店長はそう言ったけれど、ハイハイなんて言って電話を取るわけにもいかない。 とりあえずびっくりしながらその震えている物体を持つと、サブディスプレイが光っていた。                                    「桑田、って出てます。」                                                           

「桑田は、一緒に来てた方の子だよ。」                                                    

そう会話していると、震えはとまった。 サブディスプレイには「着信アリ」と表示されてから、色を失った。               

                                                                          

まかないを食べ終えて、水を飲んで一息ついた。 ケータイはまた少し離れたところにおいてあったけれど、私はすぐにそのケータイを見てしまった。                                                  

                                                                         

すると、『準備中』の札を出しているにもかかわらず、堂々とドアを開けて入ってくる男の人がいた。 コウジさんだ。                                                                      

「俺、ケータイ忘れていかなかった?」                                                   

「あ、これ・・・。」                                                                  

私がさっき震えていたケータイを指差すと、コウジさんは店長さんに一言二言言い、そしてケータイを持ってお店を出た。 私はなんだか気恥ずかしくて、コウジさんをまともに見ることが出来なかった。                  

                                                                          

家に帰って、布団に入った。 日曜日は、お昼も夜もバイトに行く。 夜のバイトまで、お昼寝するのだ。      

                                                                           

でも今日の私は違った。 ケータイを持って布団をかぶり、どう伸ばしてもまっすぐにはならないタバコの紙を見ながらメールを打った。                                                          

『Rinです。番号は090-XXXX-XXXXです。』                                                

                                                                            

すぐにメールが帰ってくるとは思わなかった。 それよりも、疲れた。  眠い。                     

『Rinちゃん。 番号も教えてくれるなんて、気が利いてるね。』                                          

恥ずかしさで顔が赤くなるのがわかった。 

コウジさん、という人

私は日曜日のお昼も、バイトをしていた。 その日はとっても天気が良かった。                       

                                                                        

もう1時を過ぎようとする頃。 あの2人は入ってきた。 前にお店に来てから、1週間ほど経っていた。         

                                                                         

あの人とオトモダチはお昼からお酒を頼んだ。しばらくすると、オトモダチの方が電話で話し始めた。              

「Rinちゃん、だったよね?」                                                          

                                                                         

あの人が話しかけてきた。 この前は、握手しただけで、私には何も言わなかったのに。 しかも名前を覚えてくれていた。 私はもちろん、この人のコトも、オトモダチのことも覚えていたけれど、それは二人の印象が強かったから。 だけど、まさかこの人が私のことを覚えてくれているとは思わなかった。                   

                                                                         

「はいはい、そうです。覚えててくれたんですか?」                                         

「当たり前でしょ。」                                                            

                                                                         

そう言って、あの人は笑った。 その笑顔に誘われるようにして、私も笑った。 なんだかわからないけど、嬉しかった。 この前来てくれた時は、夜だったからあんまりハッキリと顔を見ることは出来なかったが、今回は真昼間。 キリっとした顔立ちは黙っていると怖い感じがするけれど、笑うと可愛かった。              

                                                                         

「ねぇ、アドレス教えてよ。」                                                    

オトモダチの方の電話が終わらないまま、あの人は私に言ってきた。 私はびっくりしながらも、ニコニコして返事をした。                                                               

「ええ? 私今、アドレスわからないんですよー。 最近ケータイ変えて、アドレスも変えたばっかりで覚えてなくって。 すみません。」                                                         

ケータイを変えたのも、メルアドを変えたのも事実だった。 しかし、さすがにメルアドを覚えていないということはない。 ただ、簡単にメルアドを教えるのが嫌だったのだ。                                

                                                                       

なぜ嫌だったんだろう?                                                       

今まで男の人にそんなことを言われたコトが無くて、ビックリしたからだろうか?                    

そんな年が10も離れているような人とメールしたくないからだろうか?                          

立場上、私はお店の従業員で、あの人がお店のお客サンだからだろうか?                        

・・・簡単にアドレスでもなんでも教えてしまう、軽いオンナに見られたくなかったからだろうか?            

                                                                        

「じゃぁ、書くものかして。」                                                           

私は注文を書く鉛筆を渡した。                                                   

「書くものって言ったら、紙も出さないとダメでしょ。」                                       

ああ、そうか、と思いながらもそんな紙が無いなぁと思っていると、あの人はさっきまで吸っていた、タバコの箱をビリビリと破り、手のひらでそれをまっすぐに伸ばして、何やら書き始めた。                     

                                                                        

「メール、絶対しろよ。」                                                          

私の目の前に出された、折り目のいっぱいついている紙には、あの人のメルアドが書いてあった。 私は、とっさに言葉を発した。                                                           

                                                                         

「あの、名前、教えてください、名前。」                                              

「コウジ。」                               

出会いは偶然?必然?

バイト先は小さなお店だったから、常連のお客サンが多かった。 働いている私よりも、お客サンの方がメニューをよく知っていたし、メニューにない料理も頼むから、もう何が何だかわからなかった。                                                                                      2週間くらい経って、私の働く姿も結構サマになってきた。 お客サンと話すのは好きだし、素直にそこで働くのは楽しかった。 そして、いよいよ。 あの人に会う日がやってきた。                                                                                                 あの人は、オトモダチと2人でお店にやってきた。                                         あの人よりも、そのオトモダチの方が私に先に喋りかけてきた。                                 あの人は私とあんまり目を合わさなかったし、そのオトモダチと私が話しをしている輪に入ろうともしなかった。    「じゃぁ、Rinちゃんとコイツ、同じ小学校に通ってたんだ。」                                                                                                       『コイツ』と言われたあの人は、無言で大きな手を私の前に差し出した。                          私も何も言わずに、小さな手を大きな手の中に滑り込ませた。                                                                                                    あの人は私の目だけ見て、手を握り、上下に2,3回降ると、オトモダチとの話に戻った。                                                                                      分かったのは、あの人は私よりも10コ年上であること。                                    背が高くて、ガッシリして、怖そうだけど、手は大きくて暖かいこと。                                                                                                  でもあの人はまだ、お客サンの内の1人に過ぎなかった。

何も知らない高校生

『合格通知』                                                               

                                                                       

7月に入ってすぐ。期末試験中に、ハガキは届いた。誰よりも早く、進学先が決まった。嬉かった。          

                                                                      

もう行く大学が決まってしまった私は、夏休みにすることは無くなってしまった。 その代わり、バイトをすることに決めた。校則では禁止されているけれど、バレなきゃ大丈夫でしょ? ダレにも迷惑はかけないんだし。 私は家の近くの中華料理屋で、働くことになった。                                    

                                                                        

男のコと付き合ったことはなかったし、好きになったこともなかった。そもそも、「好き」という感情がわからない。ペットを可愛く思うのとは違う感情なんだろうし、映画の中の俳優を好きになるのとも、また違うハズ。 だって、トム・クルーズと真剣に結婚したいとは思わない。                                  

                                                                      

すごく彼氏を欲しいとも思わなかった。自分に言い寄ってくる男もいなかった。別に男は必要無かった。必要なのは、「友達」だった。                                                       

                                                                      

だけど、あの人はちょっと違った。 まるで自分がドラマの中で演じている女優になったかのように、その人を好きになった。