トモカは花粉症である。

 

御多分に漏れず、花粉症の季節になると、マスクとお友達になる。

見る限り、それ程酷いようには思えないのだが、これは本人にしか判らない苦しみに違いないので、ヒドイかどうかは本人の判断によるだろうが…。

 

使い捨てのマスクは、夜行バスに乗る時に装着してみても、くしゃみが止まらず、ひどい目に遭ったのだとか…。

故に、彼女は布製(多分綿?)のマスクを使っている。

あれで本当に花粉の侵入を防げるのか、私には判らない。

 

私はくしゃみ鼻水…と言った花粉症の症状は一切ないものの、この季節になると、何故か首が痒くなり、顔のお肌が一部荒れる。痒いわ乾燥してくるわ、全体ではなくて、ところどころがポチポチと痒いゾーンができるのが憎い。手首付近にも痒みがおこるので、もしかしたらこれも花粉の影響なのかもしれない。

要するに肌ストレスに弱いのである。

 

一方、トモカの肌は油分が極端に少ないものの、水分量は十分すぎるほどなので、ニキビとは無縁の生活を送ってきているらしい。

誰しもが一つや二つ、思春期にはニキビぐらいできるものだが、一切ニキビなどできた事がなく、何故そんな物ができるのか理解できないのだとか…。

 

顔中がニキビだらけになったような人が聞いたら、ちょっとイラっとするだろう。

何しろ、作りたくて作っている訳ではなく、肌質が油分が多いとか、そういう性質によるものによってニキビができるのだから。

 

そんなトモカお肌の手入れは、プチプラの化粧水とニベアだけで終わりである。

化粧水で肌を整えた後、ニベアをゴッテリ塗りたくって終わり。

足りない油分のせいで逃げる潤いをニベアで閉じ込めて終了なのだ。

 

ニベアは昔からあるクリームだけど、本当に昔と成分が一切変わらないのかどうかは判らない。昔には無かった科学的な成分の何かが加わっていたりするのかしないのか、素人には全く判らないし、裏の成分表を見ても全然判らない。

ニベアを塗った手を洗うと、コッテリしていて殆ど取れない事を思うと、若干不安に思わないでもないが、風呂上りのホカホカ状態で使うと、割とすんなり溶けていくような感じで、その後手を洗ってみてもそれ程残らない。

それなら、やはりオイル類とワセリン、グリセリンのせいでコッテリするんだろうか…。

 

何はともあれ、どんな物を使っても、市販品である限り、何が入っていても判らない。判らない以上信用して使い続けるしかない。使わないと、もっとお肌は荒れ放題になるし、何らかの役には立っている訳だから仕方がないと思う。

 

まあ…トラブルが起きない限りは…。