1月2日 花組 「うたかたの恋」
圧倒的、柚香光
今回強く感じたのは、光ちゃんの圧倒的オーラと、圧倒的スタイル、佇まい、そして圧倒的表現力。
周りに人が沢山いても、光ちゃんが一人出てきただけで、舞台の色、雰囲気、がゾワーと変わる。
ガラッと変わるというより、見ているほうが自然と惹きつけられ、心を奪われるような、あまりの美しさに恐怖さえも覚えるような。
ルドルフはシャツにパンツ、とエレガントかつシンプルな装いのことが多かったが、光ちゃんのスタイルの良さと言ったら。
お尻が小さくて、太ももは細くて、脚は長い。
しかしながら、手は大きくゴツゴツしてて、そこに男性らしさを感じた。
そして、表現力。歩き方一つとっても美しい。まさに絵画。動きの一つ一つが洗練されている。洗練されまくっている。
全体の感想
※ネタバレ含みます。
冒頭、真っ赤な舞台に光ちゃんとまどかちゃんがいて、これぞ宝塚!と胸が熱くなった。
「マリー、来週の月曜、旅に出よう」
「はい、貴方とならどこへでも」
光ちゃんは、私が今まで聞いてきた歴代のルドルフより小さく、悲しみ、暗さのある声だった。
まどかちゃんは、本当に可愛くて、可憐な娘役の声だった。
そこから、ダンスのシーンが始まった。
6、7分くらいだろうか。
娘役は色とりどりな輪っかの衣装に身を包み、男役は軍服姿。あー、なんて華やかなんだろう。
娘役の笑顔、男役のエスコートする姿。
どこを見てもキラキラしていて、まさにお正月にぴったりの舞台。私が1番好きな演目、ガイズのプロローグと同じような感覚を覚えた。
特に星空美咲ちゃんの可憐さといったら、言葉では言い表せない。一際お顔が小さく、可憐で、あー、真ん中に立つべき人だなと強く感じた。
そして、マイティーのカッコ良さがさらに磨きがかかっていた。お顔がとても小さくなられ、ツヤツヤと輝いていた。その輝きというのも、下級生のようなキラキラ✨とした輝きというより、明日海さんの退団前のような、凛とした輝き。
あの輝きは、私は多分忘れないと思う。
ある次元を超えた美しさ。あれほどの美しさは、滅多に見たことがない。
つい先日、専科への異動が発表されたからこそ、一層注目して見てしまう。
光ちゃん、マイティー、ひとこさんの3人のバレエは、上手い、下手、というのを超え、スターの圧倒的オーラ、佇まいだった。これこそが、番手がついている方の姿なのだなと、客観的に見て、しみじみと感じた。
その後、舞踏会のシーン。
ピンクの衣装に身を包むまどかちゃんと、光ちゃんのデュエット。息を呑む美しさ。いつまでも見ていたい。まどかちゃんの幸せ溢れるあの笑顔を見れただけでも、チケットを取った甲斐があった。
あんなにも可愛い笑顔を今まで見たことがあっただろうか。心が洗われた。
しかし、周りの観客の何とも言えない雰囲気。
1回目のデュエットを見たときは、どことなく不安を覚えた。あー、これから不吉なことが始まるのだな、と感じさせるものだった。
酒場のシーンで、荒れる様子は見ていて胸が痛かった。舞台、客席を支配するような演技力。
鏡の自分を銃で打つ。
あまりに残酷で、でもカッコ良くて。
その後にまどかちゃんが、来てくれて、一気に弱音を吐くルドルフ。その時の光ちゃんが本当に可愛くて、素敵で、母性本能をくすぐられるような演技。
男役さんの苦悩する姿ってカッコ良すぎる。素敵すぎる。
あと、聖乃あすかくんの台詞の言い回しが好きだ。😚前に比べてとても聴きやすくなっている。
耳心地のいい声+スターの声質。滑舌が良かったり、聴きやすい声の方は他にも沢山いるけれど、スターになる方の声というものが存在する気がする。
ひとこさんもまさにそういう声だ。
私的に、ひとこさんのお芝居は雪の要素が強い気がする。特に望海さんの。笑い方や、声を張り上げる所が望海さんを彷彿とさせる。
いつも見て思うが、やっぱりひとこさんは眉間に皺が寄っているのが似合う。キラキラ笑顔〜しているより、苦悩している姿がお似合いだ。
明日海さんのように。🤭
今回、花娘の可愛さに衝撃を受けた。
尋常じゃない。
可愛さ。可憐さ。華やかさ。
どれを取っても素晴らしい。実力派娘役が多く退団され、正直少し不安に思っていたが、花組の未来は安泰だ。
まどかちゃん始め、星空美咲ちゃん、美羽愛ちゃん、愛蘭みこちゃん、春妃うららちゃん。皆さん、本当に美しかった。
まどかちゃんは、トップ娘役として完璧であり、男役を常に引き立てながら、エリザベートが言っていた“一輪の花”を体現している。
まさに娘役の鑑とでも言うべきお姿。
星空美咲ちゃんはとにかく美しい。品がある。どこにいても、オペラが無くても見つけられる。光ちゃん同様、圧倒的スタイル+舞台にかける覚悟が見える。
美羽愛ちゃんは妹のような可愛らしさ。船を持って話しているときの表情が可愛らしかった。
愛蘭みこちゃんは台詞はほとんど無いが、つい目で追ってしまい、ニヤけてしまうほどの可愛さ。あの純粋無垢な笑顔は天性のものだろう。
そして、春妃うららちゃん。”ちゃん”と言うより、”様“が似合う。笑 あの上品さは、私の憧れとする娘役像だ。女優さんやモデルさんにはない、皇后、プリンセスのような、娘役の上品さ。宝塚という名に相応しい方だ。どことなく、玲美うららさんに似ている。ドレスがとてもお似合いだった。
そして迎える、2回目のデュエット。
あの踊りに至った経緯を知ってから見ると、本当に切ない。儚い。まさに”うたかた”のデュエット。ため息が出るほど美しいが、美しければ美しいほど、幸せに見えれば見えるほど、辛くなる。マリーの幸せの絶頂にいる笑顔と、ルドルフの切なさを秘めた笑顔。儚さを感じるからこそ、一層美しい。
そして、最後のマイヤーリングでの場面。
かくれんぼの様子は、私が大好きな、幼いメリーベルとエドガーが風車で遊んでいる時のような、無邪気さがあった。可愛すぎる。そして、最後の二人の会話。
小柳先生、ルドルフの、光ちゃんのバッグ添い寝を入れて下さりありがとうございます😚
あの空気感は二人にしか創り上げることができないと思う。刻一刻と死に近づいている中、二人の想いが高まっていく場面。この物語の最も重要なシーン。光ちゃんの手が優しくて、優しくて。一つ一つの動きに心が奪われる。
まどかちゃんの寝顔もとっても可愛かった。
ルドルフが銃を持ってからのラスト。あまりに残酷すぎる。これが事実に基づいたもの、実際に起きたこと、であるということが何より心苦しい。死ぬまでに、どれほどまでの苦しみ、孤独を味わったのか。どれほどまでに傷ついたのか。
ルドルフの最後の表情、動作に全て表れている。
こんなにも、時間が早く感じたのは初めてだ。体感的に、25分くらいに感じた。
一瞬一瞬が精密に創り上げられていて、現実を感じさせる瞬間が全く持ってない。
皆さんの集中力がいかに高いのかを痛感した。
本当に素晴らしい作品に出会えた。観てよかった。
本当に良かった。
