息子は最近、「おさるのジョージ」にドカハマり中だ。何かして欲しいことがある時は「ウホウホ」と言うようになった。
成長というよりは退化っぽい気がしないでもないが。一緒に見ているとまず気になるのが周りの黄色いおじさんや街の人々が皆ジョージを友達として扱っている点だ。そこら辺の自転車に乗ってる子どもも「やぁ!」てな感じで普通に会話している(ジョージは鳴いている感じだが)。僕なら子ザルがアヒルたちを椅子に乗せて大移動しているのを見たらビックラこくが、まったくもって良い世界観である。また、ジョージの頭の良さは可愛らしさを超えて、ある種不気味なレベルまで達している(さっき見たのでは簡易なブルドーザーを運転していた。あとビデオも録画してた!)ので、いつ研究対象にならないかとハラハラする(ま、科学者みたいな友達もいるし、大丈夫だとは思うが)。ジョージは大自然の中で過ごす話が多く、息子も動物や自然に興味を持ってくれたら嬉しい。

11月は中2から30歳になるまで一緒に過ごした愛犬のクロの命日がある。今年は数年ぶりかの快晴で、亡くなった日のことを思い出させた。亡くなった日は14日の深夜でそのまま仕事を休み、火葬場へと車を走らせた。何か音楽を、と思いジョージハリスンの「ブレインウオッシュド」をかけた。一曲目の「ANY ROAD」が今の気分にぴったりで、涙を流しながら運転したことを思い出す。“君に進むつもりがなくても、道が君を運んでいく”
愛犬クロは拾ったときにオスだと思い込んで、中2の僕は姉とジョージ・クロストリジウム・ハリスンと名付けた。ジョージの優しい音楽で送り出すのが彼女にふさわしいと思ったのだ。
二年目を迎えた実家の庭に、新たにハナミズキとさくらんぼを植えるつもりだ。ハナミズキは実家の庭で勝手に生えてきたものをいただいた。さくらんぼは今更ながら自分の誕生日木だと知ったからだ。僕は太宰治と誕生日が同じで、その日が桜桃忌だということも知っていたが改めて調べる機会があって知ることができた。
しかし何かとチェリーとは縁深い人生ではある。

