明後日工事の関係で5~6時間停電になると伝えられて以降、ずっと心臓がバクバクしています。

停電……と聞くとどうしてもあの2018年の北海道全域ブラックアウトになった時の大変だった記憶がよみがえってしまって。

今回は災害じゃないし停電開始時間と終了時間がおおまかに分かっているので大丈夫なはずなのに、「スマホの充電大丈夫かな」とか「板氷だけで本当に冷蔵庫の中身大丈夫かな」とか「始まる前に洗濯済ませなきゃ」とか「何か忘れて困らないように当日朝の行動の予定表作った方がいいかなぁ」とか何だか落ち着かずソワソワしています。


スマホは極力使わないようにして、それでも充電が切れそうなら災害時用に買った電池式の充電器を使えばいいだけなのに。と言うか、普段でも6時間で充電が切れるような使い方はしてないから全然大丈夫なはずなのに。


冷蔵庫の中身は、対策するだけして、それでも駄目だったら勿体無いけど諦めるしかない。それだけのことなのに。


台所に立っている時に見ている時計(テレビ・オーブンレンジ・ストーブ)が停電で全部消えて食事の支度の時に茹で時間とかが分からなくて困ったからそんな時の為にキッチンタイマーを買ったのに。


作業は日中で終わるから夜真っ暗闇な中で過ごさなくていいし、万が一何かがあって夜になっても電気がつかないとかなったら夕飯は外食にしてどこか市内のホテルに泊まるとかしちゃえばいいや。なのに。



全然大丈夫なはずなのに、あの日、停電で家の中も窓の外も生活音が一切消え、その異様な静寂が矢崎存美さんの小説「食堂つばめ」シリーズに出てくる《生と死の間にある「街」》の様子に似ていて何だか不気味で怖いと思ったことや、指先も見えない真っ暗闇が怖かったこと。あの時の不安な気持ちが次々と頭に浮かんでは消えを繰り返していて。

思いの外、トラウマなのかも……。


どうか何事もなく無事に作業が終わりますように!

変な不運が降り注いで窓が壊されたとか天井や壁が割れたとか原因不明で電気がつかないとかなりませんように!