今は会計ソフトも充実

各種財務比率は自動的に資料として出てくる。

でも、決算書上の分析はしょせん数字上のこと。

そこに瑕疵(不良債権)があれば実態上正しい数字とは言えない。

ここまでが税務(税理士)の限界

ソフトでいくらいい数字が出たとしても

円滑な金融取引を保証するものではない。

かつて、山一證券、三田工業、カト吉、東芝

粉飾決算を公認会計士事務所は見抜いていたのか?

見抜いていたら“共犯”ということになる。

ましてや中小企業は赤字が6070%、黒字でも多少の水増しや

不良債権、不良在庫を生きているものとして計上していることも

珍しくない。

それを見抜く力が「目利き」だ。

最近は銀行システムで債務者区分・格付けを自動判定することが増え、

決算書を看破する力が総体的に落ちている気がする。

決算書を3期くらい“じっと眺めている”と答えが見えてくるものだが・・・