債務者区分やランク付け(信用格付け)を銀行がする訳です。
債務者区分は6つに分けられます。
正常先→要注意先→要管理先→破綻懸念先→
実質破綻先→破綻先となっています。
正常先
業況が良好であり、かつ財務内容にも特段問題がない
と認められる先
要注意先(銀行内隠語ヨウチュウ)
・業績が低調または不安定な先。
・財務内容に問題があり、今後の管理に注意を要する先。
・不渡手形、融通手形、期日決済に懸念のある
要管理先(ヨウカン)
・金利減免、棚上げをしているなど、貸出条件に問題がある。
・元金または利息の支払いが3ヶ月以上延滞している先
破綻懸念先(ハケ)
・財務内容に問題があり、現在事業は継続しているが、
実質債務超過の状態に陥っており、業況が著しく低調で
貸出金が延滞状況(6ヶ月以上)にあるなど
元本及び利息の回収に重大な懸念が持たれる先
実質破綻先(ジッパ)
・法的・形式的な経営破綻の事実は発生していないものの、
形式的な営業状態または休業しているか、
実質的に大幅な債務超過の状態に相当期間陥っており、
事業好転の未通しがない先。
破綻先(ハタン)
・法的、形式的な経営破綻の事実が発生している先。
こんな風に分けられます。聞いて教えてくれる銀行と
教えないところがありますが、まずは自社の区分を
聞いて見ましょう。
破綻懸念先以下は100%融資は難しいと考えていいです。
要管理先もまず難しいですね。
要注意で傷の浅い所が融資の受けられる可能性がある
限界でしょう。
でも、資金繰り管理と売上目標管理に本気で取り組めば、
私の顧問先で言えば、
ほとんどケース新規融資なしでやり繰りできます。
それなりの覚悟は必要ですが・・・
基本借入は無理だと考えて、資金繰りを組み立てます。
資金繰りの理解と精度の上げ方を覚えれば、
決算書がだいたい読めるようになるのです。