田中角栄内閣前はほとんど国債の発行はなかった。
高度経済成長による税収で賄えたのだろう。
角栄さんは地方と都市部の格差をなくすために、
新幹線網、高速道路網の整備、老人医療費の
無料化などを行った。
この時代には、必要なことだったと思う。
その後、いかに多く公共事業の予算を持ってくるかが
政治家の価値となり、バブル崩壊もあって
国債の発行残高は、急増していった。
老人医療費の無料化、新幹線や高速道路も
もう少し選択や削減の余地もあったと思う。
それを誰も積極的にはしてこなかった。
玉手箱のように予算を使い、気がつけば
どうしようもない残高に増えている。
そのツケを国民負担に回すことは許容しても
何故、公務員の給与は2年も続けて上がるのだろう。
大手民間企業は黒字だから給与が上がる。
国は赤字なのに民間並みに給与は上がる?
中小企業などはほとんど給与は変っていない。
民主党が消費税の引上げの際、当時の谷垣総裁
との約束。「議員定数30削減」は守られないまま。
これでは国民は堪らない。
マイナンバーも社会保障費、税の捕捉には
有効な手立てになるだろうし、2017年には
再び消費税が上がる。
たぼこ税なども上がってくるだろう。
ここ20~25年位は医療費等も増え続ける
だろうし、年金も受け取る側が増えて
掛ける側が減る。
どんな社会が待っているのか?
余り考えたくない。
