だいぶ暖かくなってきました。


そろそろ桜の便りも届く季節です。


厚いコートは捨てて、外に出たくなる頃です。


僕は18歳まで兼業農家の長男として、


学校の休日は田や畑作業の手伝いが当たり前でした。


今は懐かしい思い出です。


今は亡き親父は山歩きが大好きで、


長野と群馬との間は長く山並みが続いています。


そのかなり奥の方まで親父と良く行ったことを


想いだします。


幻想的な景色に出会ったこともあります。


全面黄色花畑 それも相当な広さで荘厳な美しさでした。


気を切った後にできた平地のあとに咲いていました。


今、農業を担うのは高齢者ばかりになってしまい、


兼業農家というっても、農業は勤務の休みの日だけの


作業になっています。


日本の食糧自給率が低いのは、周知の事実


今は外貨があるから買えますが、貿易収支の


赤字が続き、国債の残高が増え続ける中で、


経済的論理だけ、稲作を縮小してきたツケが


いつかやってくるような気がします。


幸い私には、まだ故郷があり、田や畑、山が


あります。これは凄く幸せなことだと思います。


世の中に絶対はありません。


万が一に備え、忘れきっている農業を


いつか再開したいと思うこの頃です。