GDP統計にも法人企業統計からみても、2013年1~3月期の
資本金10億円以上の企業の営業利益は前年比+23.2%
(経常利益は+15.4%)
それに対して、10億円未満の企業は営業利益は前年比▲13.9%
(経常利益▲6.1%減)
となっている。
輸出量は増えているわけではなく、円安の恩恵を受けている
だけのので、中小企業の実需は増えていない。
しかも就業者の70%は中小企業に働いている。
恩恵が回ってくることがあるのだろうか?
海外へ生産は進んでおり、為替に振り回されなくて、
かつ安い労働力と成長性の高い国にシフトするのは
企業戦略としては、理解できる。
しかし、借金だらけのこの国の雇用や賃金水準は大きく
プラスには動かない。
黒田総裁もマクロだけを見て、回復基調などといってないで、
もっと町に出でよ。と言いたい。
物は安くなるのは、止まっていない。
一例だが、水500CC48円、有名メーカーのコーヒー88円
最近コンビニに行く回数が減った。
インフレは国債だけ、庶民レベルはデフレでないとやっていけない。