銀行は晴れたときは傘を貸し、
雨になると傘を取り上げる
結構昔から言われています。
銀行の変わり身の早さのように
取れますが、
審査基準は余り大きな変化はないように
思います。
企業業績や経済環境に合わせて
機敏に対応して
傘を貸したり、取り上げたり
しますが、
「根っこ」にあるのは“リスク回避”
これにつきます。
倒産確率が上がれば融資を控えるのは
融資基準に満たなくなったためで
リスク回避のために当たり前の行動を
取っているのです。
かつて高度経済成長の時代は、
一時的業績が悪化しても、
社長の怠慢などの原因さえ
取り除けば、業績回復は
さして難しくはなかったのです。
メインバンクが面倒見のいい時代は
確かにありました。
でも、金融庁に所管が移ってから
もう昔話だと考えるべきだと
思います。