3月11日東日本大震災から1年が経った。

この震災で亡くなられた方々には、心から冥福をお祈り申し上げます。


被災者の皆さんに明日を信じて生き抜いて欲しいと願います。

この1年で、この国は何が変わったのでしょう。

日本人の持つ気質が世界の人々から賞賛を受けました。

片や原発事故処理や発表は世界から疑問の声が寄せられました。

どちらも日本人が内なるものにあるのでしょう。

国や行政そして東京電力の対応は、この国の「先延ばし」体質、


隠蔽体質などが改めて浮き彫りになった気がした。

津波の高さへの備えの不備や全電源停止の可能性は事前に

指摘されていたのに、

きちんとした対処を怠ってきた責任はとてつもなく重い。

原子力の安全神話を多くの国民は信じさせられてきた。

所詮傍観者の一人でしかない私が偉そうに言える訳では

ないことは承知していますが…

津波、地震は天災であり、本当に残念な出来事ではありました。

ただ、いつかテレビでカキの養殖をしている漁師さんが、

無くした漁具や家について「海から貰ったものを海に返しただけ」

「またすぐ海は蘇ってくる」と話していた映像が心に残っています。

復興は地域ごとの個別性が高く、難しい問題が山積している。
まずは主役である地域の意見を優先し、

広葉樹林の防潮堤など、日本の自然を活かした意見などを積極的に

取り上げるなど法律の壁を変えても、


地域にあった再生に縦割り行政などで邪魔をすることなく「特区」として

個性ある再生を後押しして欲しいと願う。

誠実に我欲なく、リスクヘッジに素直に取り組むそんな国に

変わるきっかけにしなければいけないと強く思う。