経営コンサルタントは経営者の愚痴を聞いたり、
叱れる数少ない存在で、身近にいる。
僕らも報酬を貰ってやっているわけだから、
何も好んで、経営者の気分を害するような
苦言をしないで追従していた方が利口なのかも
しれない。
だが、事業再建に時間的余裕がある場合は、
時間をかけてコンサルが気づかせるのではなく
本人の気づきを待つ。考えてそのことを理解した方が
経営者にとって身になることが多い。
でも、企業の状態でその時間さえない場合もある。
嫌われようが、クビになろうが言わなければ
ならない時がある。
それで理解されなければ仕方ないと覚悟をしている。
それで再建していった企業、私から離れやがて
沈んでいった企業
経営コンサルタントの仕事はティーチングであることを
肝に銘じている。
ただし、90%以上のクライアントは1年更新だが
長期間継続して貰っている。
知識や情報はあって当たり前。
それ以外に情熱、絶対に企業をつぶさないという気魄
これが、中小企業コンサルタントには絶対必要だと
思うが、なかなか後継者がパートナーが
いないのが一番切ないところなのだ。