日本が戦後貧しかった頃、醤油や味噌の貸し借りなど、
当たり前に行われていた時代。
一昨年だったか?
西岸良平氏原作の『3丁目の夕日』が映画になった。
昭和へのノスタルジーと言えばそれまでだが、
単身者世帯が30%を超え、世帯構成別では最も多くなった。
当然、アパート・マンションでの隣人との接点はほとんどない。
基本的には勤め先と住まいとの往復。
個人的感想をいえば淋しい世の中になった感じがする。
若い頃の故郷での人間関係の煩わしさは
私も感じたこともありました。
そして都会にいます。
個人の生き方について云々言う気はありません。
世代間で感じ方、考え方は違うだろうし、
人間は若い時に見えなかったものが、
年齢を重ねる内に違う見方も
否応なく受け入れざるを得ないだろう。
少子化問題、13年以上続く3万人以上の自殺者、
諸外国に比しても高いと言われる。
殺伐とした風景と感じるのは、自分だけだろうか?
戦後、確かに豊かになった。
でも何か大切なものを忘れてきたような
助け合いや他人を思いやる心
そして拝金主義なのかな?