中小企業の話題を扱う場合に

マクロ経済も見て行かなければならない。

アメリカ国債の格下げに始まり、世界同時株安、70円代の円高(輸出産業には影響大→間接的に下請けにも)

ギリシャの国債のデフォルト問題、

加えてPIIGSと呼ばれる国々への飛び火懸念など、

不安定な経済情勢が、いまだ解決の道に着いていない。

中東情勢もリビアのカダフィ大佐もついに陥落。

中東の民主化革命は、ますます勢いがつく気がする。

そして
かつて栄華を誇ってきた欧米・日本の経済に
翳りが出てきている。


ゴルバチョフのペレストロイカは変革の呼び水となり、東西冷戦時代が終わった。

そして今もリーマン・ショックを経て、

世界経済の変革の時代に入ったのかも知れない。

リーマン・ショック以後新興国の経済成長が続けたが、

輸出先の先進国が購買力が落ちている。

旺盛な成長を内需で賄えるのは、W杯やオリンピックを控えるブラジルか資源大国豪州くらいな気もする。

日本の国債格付けがひとつが下がった。

アメリカの格下げにリンクさせた感じだ。

スペイン・イタリアより低い格付けというのは、ちょっと不思議な感じもする。

今頃、日本の政治が不安定、無作為は

最近始まったわけではない。

別に欧州諸国の政治体制が安定しているとはいい難い。

明日には、新しい総理が決まるが、

残念ながら大きな期待は出来ないように感じる。

総理になって大化けを期待するしかない。

どの候補、現状の危機意識が伝わってこない。

東大のアイソトープ研究所の先生の国会での発言を聞いても、

はるかに強い危機感が伝わってくる。

もっと現場の生の声を聞いて、行動するそんな志ある人?
(いるかな)に総理なって欲しい。