3年後の日本はどんな景色をしているだろうか?
IMFからは財政再建には段階的15%まで引上げるべきと
指摘を受けている。消費税値上げに加え、電気料金値上げも確実。
これだけ大きな原発被害を出して、国と共に一体いくらの補償を
すればいいのだろう。
政府も補償額に上限は設けないと言っているが、
どこまで補償対象とするかは明確でない。
法人税・所得税の下げもないまま、消費税導入では
大手企業はシンガポールなどの20%の税率の国に逃げ出したいのが本音
にはあるだろう。もちろん日本の企業として倫理的に言えはしないが・・・
政府も議員定数や公務員削減などの公約は果たせていない。
政治主導を謳った政権は、官僚との関係が離れ、
羅針盤を失くした船ように迷走を続ける。
日銀はいくら金融緩和とお金を出しても、銀行で止まっていまい
中小企業などに全然回らない。だからいつまでも景気も良くならないし
市中にお金が回らない。
心と財布に余裕がなければ「消費」が増える訳がない。
それに加え、来年4月から日本経済の復興に貢献し、バブル崩壊で苦しんだ、
団塊の世代が65歳を迎え、年金世代へと変わっていく。
そしてそのまた20数年後医療財政の破綻の危機が待っている。
今の年金財政は一説によると2030年には枯渇するとの話もある。
ここ2~3年が日本が経済大国として生き残れるか、財政再建に立ち向かえる
最後のチャンスではないだろうか?
フランスのような大胆な少子化対策を取るか、専門職を持った移民の
受け入れなど検討すべき仮題は書ききれないほど山積している。
菅さんの後のリーダーに期待したいが、そのリーダーが今は見えない。