5月23日から、
東日本大震災復興保証(貸付)が始まった。
でも、余り知っている企業や経営者の方が少ないのです。
先日、経営者様、経理担当者の方が中心のセミナー
を行った際、知っていたのは意外に少数でした。
新聞にもほとんど記事が載っていませんし、
財務内容に問題があるところには銀行も
告知にさえ行っていないようです。
中小企業庁はリ・スケの先にも融資をするように
各金融機関や信用保証協会、政府系金融機関に
要請しているようですが、
リ・スケの先は受けられないと金融機関が断わるケース
(直接的でなく、やりたくない態度)
信用保証協会に金融機関が聞いても
「相当厳しいとのこと」 今返済を止めているのに
新たな保証は難しいらしい。
「理屈は良く分かります。」
でも震災の被害という意味では財務内容は
関係ありません。
震災がなければ本来得られたであろう売上を
補填するのが本来制度の主旨ではないのか?
逆に財務内容が苦しい所の方が、逸失売上の影響が
重くのしかかる。
余り金融機関や信用保証協会は
リーマン・ショック以後の消費低迷で苦しんでいる
中小企業を助ける気がないのか?
倒産や廃業していくのを黙って見ているのか?
本来、地元密着型の信金ですら、余り態度が変わらない
ときている。地方はともかく都心部では信金の役割って
なんなんだろうと思う。
少なくとも中小企業の味方と胸を張れるところがあるのか
疑問にさえ思う。