その時は突然に
金曜日に不安なことを言われ…それでも何とか心を落ち着かせて迎えたとある土曜日。午前中のNSTでまたいつもと違うリズムの心音が聞こえました。看護師さんたちはバタバタし始め、枕元にある酸素吸引のセットが私の口に当てられました。えっ!?そんなに危険なの?そういえば今日、胎動感じてたっけ??一気に不安が押し寄せてきました。スタッフが主人に連絡を取ったらしく、慌てて来ました。車椅子でエコー室に運ばれて念入りにみてもらいました。「どうやら不整脈でちゃったみたいだね。赤ちゃん苦しそうだから出してあげよう」その言葉で私は涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりました。看護師さんが大丈夫と励ましてくれていましたが、ほとんど頭に入りませんでした。そこから早かったです。点滴をいれられ、術着に着替え、ストレッチャーで長い長い手術室まで運ばれて行きました。大学病院の手術室はとても広く、とても寒く(冬だったのと、緊急オペだったので暖まってなかった)不安しかない空間でした。