ひいばあちゃん。
86歳。
体はめちゃ元気だけど、痴呆でまだらボケ。
毎日毎日疲れないのかな?っていうくらい動いてる。
日曜日も、竹やぶに入って竹を切ったり、畑を耕したりしてた。
一日中だよ。
普通にご飯もいっぱい食べて寝た。
月曜日の朝。
いつも6時半には起きるのに、7時過ぎても起きてこない。
お義母さんが起こしに行く。
大きな声で何度も呼んでる。
「おばあさん!おばあさん!」って。
あれ?いつもと様子が違う・・・
って思ってたら、
「おばあさんがおかしいんだけど、見てくれない?」って。
息はしてる。
でも意識がない。
よだれ・鼻水・失禁・・・
「お義母さん救急車呼んで!!」って急いで病院に行く準備。
救急車来るまで、約10分・・・
とても長く感じた。
救急隊員が来て搬送する時に吐血。
お義母さんはひいじいさんの介護(下の世話)があるから
病院には私1人ついて行った。
一通り検査が終わり、医者の説明。
「外傷性硬膜下血腫」
ひいばあさんの病歴や、前日の行動を聞かれる。
「頭が痛いとかぶつけたとか何か言ってませんでしたか?」
何も聞いていない。
普通にご飯を食べて、「お休みなさい。」って挨拶を交わして寝た。
夕方6時頃。
お医者さんが言うには、
頭に外傷はない。
老人は、少し頭を打ったりぶつけたりしても脳内出血をする。
多分どこかでぶつけて、寝てる間に出血したのだろう。
脳幹がやられて瞳孔も開いている。
手の施しようがない。
もう意識は回復しないし、今はなんとか呼吸しているだけ。
すぐに、兄弟・親戚など、会わせたい人がいたら連絡して下さい。
と。
とりあえずICUに移った時に、お義母さんが到着。
状況を説明し、すぐに手分けして連絡。
訳のわからないまま。
なにが起こってるか理解できてないのに、2人で淡々と連絡した。
後で聞いたら、2人ともかなり動揺した話し方だったらしい。
火曜日の2時半に永眠。
外傷性だから警察が来て、3時間半取り調べをうける。
自宅でも現場検証。
そこからバタバタと通夜の準備。
今日、葬儀が終わった。
ひいばあちゃん。
痴呆が出てきてから、よく喧嘩してた。
お義母さんや私と。
でも喧嘩した事を忘れてるから、10分後にはニコニコと普通に話す。
糖尿の気があったから、大好きな甘いものを制限してた。
まあ、隠れて食べてたけど。。。
耳が遠いし、話ししても途中でどっか行ったりしてたから、
最近は必要な事しか話ししてなかった。
こんなに急に居なくなるなら、もっと甘い物あげればよかった。
もっと話しすればよかった。
もっとお手伝いすればよかった。
もっと優しく接すればよかった。
後悔ばっかり。
結婚してすぐに同居した。
その頃お義母さんは正社員で仕事してたから、
ひいばあちゃんと2人で家の事してた。
すっと一緒だった。
ホントの孫のように優しく大事にしてくれた。
何もお返し出来てない。
昔の優しかったひいばあちゃんばかり思い出す。
まだ近くにいるような気がして。
お義母さんと2人で、
「こっそり隠れてまんじゅう食べてそうだよね。」って探しそうです。