可能な範囲で、今回放送されるラジオの朗読「虹」について触れてみたいと思います。
私はラジオドラマにて、音響監督さんのようなこともやらせて頂いております。
今回も放送の近くまで編集のスタッフさんが頑張ってくださいました。
ありがとうございます!
先日、先行して関係者様に聞いていただく機会がありました。
「深みが番組歴代のトップ3に入るのではないか」ということでした。
いつも書いていることですが、再放送等は難しいと思いますので、この機会を是非お聞き逃しなく!
お芝居を勉強している方にもオススメです。
◯作品について
語りは 磯部勉さん が担当してくださいました。
俳優座のご出身で数々の舞台に立ち、吹き替えでも活躍されている俳優さんです。
実は、大学の大先輩でもあります。
キャンパスでお会いしたことはないのですが、演劇科の憧れの先輩の一人です。
作品はわかりやすい内容で、エッセイのような小説です。
著者の高浜虚子が、旅先の俳句会の思い出をまとめています。
弟子の女性がすこし儚げで、そのことを中心に書かれています。
少し切ない気もするけど、悲劇ではない。という塩梅の作品ですね。
演じるのが難しいため、熟練の磯部さんにお願いすることになりました。
(もちろん私だけではなく、他のスタッフさんやプロデューサーさんと相談して決めていきます)
◯収録について
収録当日は、磯部さんが早めに現場に入ってくださったので、じっくり打ち合わせすることができました。
磯部さんは穏やかで優しい方です。私にも敬語で話して下さいました。
「カウボーイビバップ」劇場版で敵役を演じていらっしゃるのですが、あのイメージが強烈だった私からすると、やっぱり役者さんはすごいなあ…と改めて思います。
あと敵役の印象がある方は、普段はとても穏やかで優しい方が多い気がするのですが、気のせいでしょうか…??
磯部さんも温かく話してくださって嬉しかったです。
大学時代のお話、ビバップの収録のお話も少しだけ伺えました。
そして収録本番。
俳句が印象的に登場するのですが、その意訳を確認したり、漢字の読みを確認したりして、いよいよ収録スタートです。
すべての一連をほぼ一発OKのイメージで進めてくださいました。
すごい!
生意気ですが、本当にその一言でした。
あっという間の短時間で、的確に終わっていきます。
新人さんたちと試行錯誤して賑やかに進める収録も楽しいですが、達人の技に唸る日もまた、味わい深いです。
難しい内容が、スラスラと自然に語られていきます。
この「自然に」というのが、どれほど難しいか。本当に勉強になりました。
いつものように、ゆっくり、大切なところは立てて読んでくださっていますので、頭にスッと入ります。
関係者様も、「深み部門の太鼓判!」ということなので、ぜひぜひ。
磯部さんはラジオも日々聞かれるということで、それも嬉しいことでした。
お帰りになる際は、最後まで「うまくできていたかな」というイメージで、気にしてくださっていました。
「今回は難しい内容だった」ということも仰っていましたが、それをサラッと演じてしまうのが……。
うーん、すごい。
いつも来てくださる方々はみんなスペシャルですが、
磯部さんの熟練の技もまた、素晴らしいものです。
私のような立場で、生意気なことを書いてしまって恐れ入ります。
◯感じたこと
謙虚で温かい気持ちは、輝いている人はみんな持っているのだなあと、今回も改めて思いました。
これだけで凄いことなのではないかなと、個人的には思います。
私もそんな人になりたいです。
ということで、あまり馴染みがないタイトルかもしれませんが、とても味わい深い作品なので、お聴き逃しなく!
関東地方であれば、radikoで放送から一週間以内であればチェックできると思います!
