2022年4月5日より、Rikky・力一は、
いのち輝く【Ikigaiの創業】Schoolを主宰し、「創業キャリア カウンセラー」を創職しました。
辛くて苦痛、虚しくて絶望的に感じていた毎日の生活、
そんな「ドン底」から生き延び、
その経験をベースにした独自の「キャリア カウンセリング」を始めました。
2010年2月、突然、耳が聴こえなくなりました。
1988年7月に行政書士事務所を開業しました。妻を専従者、パート女性1名を雇用し、細々ながらも順調に営業していました。
北海道、道内市町村からの公共工事を請け負う土木建設業をクライアントとする、特化型の顧問業(営業許認可取得・工事入札指名願い・建設業経営審査・建設業会計)の自営をしていました。
ある日、電話中に突然左耳に異変を感じました。
「もしもし、聞こえないので、もう一度言ってもらえませんか?」、
次の日も同じような状態がおこりました。
なんか左耳の調子が良くないので、病院に行って来るわ」と、近くの耳鼻咽喉科クリニックを受診しました。
聴こえの検査が行われました。
女医さんは、「ともかく、紹介する大きい病院で精密検査を受けて下さい!」と、アドバイスしてくれました。
その翌日、紹介された病院を受診しました。
結構いろいろな検査が行われました、次から次へと目が回りました。
検査は終わりましたが、結構長い時間待たされました。
でも、その日のうちに、検査結果を教えてくれました。
診察室に呼ばれ「新妻さん、検査の結果、病名は指定難病・突発性難聴です」と言われました。
そして、「 早く入院して治療しないと、右耳も聴こえなくなる可能性が高いです」と言われました。
「先生、原因は何ですか?」、「それが分からないから、指定難病なのです」。
「先生、治りますか?」、
「治療法がまだ確立していないので・・・?元に戻るかどうか?」、
私「そうですか・・・」。
2日後、入院しました。入院治療は約一ヵ月と言われました。
入院治療の日課は、朝9:30〜から入院している「耳鼻咽喉科病院」に隣接している別の病院の「脳神経外科」へ歩いて通院することでした。
その病院にある「高圧酸素カプセル」に入ることでした。
高圧酸素なので、摩擦でデンキが起きても爆発しない様に、紙パンツに着替えて入りました。ただ、2時間入って居るだけ。寝てるだけでした。
左耳の聴こえを治療するために「頭脳内の毛細血管に濃い酸素を供給」して治す方法のようでした。午前中はこれだけでした。
入院中、友だちから
「新妻、これ読んでみれ」と、生きがいの創造Ⅲ」(飯田史彦著)という本を贈られました。
午後は、もっぱらこの本を読むことに費やしました。この読書体験で、これまでの世界観・人生観を揺さぶられました。
そこでは、結論、「生れてきたいと望んだのは貴方」、「両親を選んだのは貴方」、「愛することを学ぶために、貴方が困難・障害を用意した」、などなどの仮説が展開されていました。
そして、「人を救う3つのケア」について論じていました。
これまで、日本において、「ケア」という言葉は「助ける」「お世話をする」 (福祉)、「処置」「治療」(医療)という行為 として行われてきました。
1.メンタル・ケア
「感情の」とか「精神的な」という意味であり、「癒し」や「励まし」などによって、人間の感情的要素(脳の感情的反応)の健全性を守ることを言います。
2.フィジカル・ケア
「肉体の」という意味であり、人間の物理的要素(肉体)の健全性を守ることを表現しています。体の不調や痛みを和らげるためには医学的な治療や投薬だけでなく、マッサージやリフレクソロジーなど、様々な方法を組み合わせて行われています。
3. スピリチュアル・ケア
「生きがいを持ちやすい人生観」へのブレイクスルーを推奨し、人生のあらゆる事象に価値を見いだすよう導くことにより、 人間のスピリチュアルな要素(心あるいは魂)の健全性を守ることを言います。
さらに、それを支える「五つの仮説」というのがあり、飯田先生の「生きがいの創造」論が展開されていました。
① 死後生仮説
人間は、トランスパーソナルな(物質としての自分を越えた精神的)な存在であり、その意味で、自分という意識(魂)は、肉体的な死を越えた永遠の存在です。
②生まれ変わり仮説人間の本質は、肉体に宿っている(脳と繋がっている) 意識体(魂)であり、学びの場である物質世界を何度も訪れては、生と死を繰り返しながら、数多くの人生体験を通じて成長しています。
③ライフレッスン仮説
人生とは、様々な試練や喜びを通じて学び、 成長するための機会であり、自分自身で計画した問題集である。したがって、 人生で直面する全ての事象には深い意味や価値があり、あらゆる体験は、「自分自身で計画した順調な学びの過程」です、と。
④ソウルメイト仮説
人間は、 自分に最適な両親(修行環境)を選んで生まれるのであり、夫婦・家族・友人などの身近な人々は、「ソウルメイト」として、過去や未来の数多の人生でも、立場を交代しながら身近で生きる、と。
⑤因果関係仮説
人生では、「自分が発した感情や言動が、巡り巡って自分に返ってくる」と言う「因果関係の法則」が働いている。この法則を活用して、愛ある創造的な言動を心がければ、自分の未来は、自分の意思と努力によって変えることができます、と。
2010年2月、左耳の聴力も70%ぐらい回復したので、退院させて頂きました。ただし、毎週3回の点滴治療を継続するように指導されました。
私は、63歳になって、人生で初めての入院。
元に戻らない「指定難病におびえていました」
そんな背景があって、飯田先生の「生きがいの創造」論に逃げたと思います。