中小企業診断士の勉強をしながら、自分が中小企業担当として日ごろ実務で感じていることと関連付けながら書いていきます。
今回は企業経営理論①ということで「ドメイン」について!
ドメインとは「事業領域」のことであり、現在から将来にわたって企業の事業がどのようにあるべきかを示した企業の生存領域のことです。
つまり企業がどのような領域で活動をしていくか、その指針を決め、組織として動くということでしょうか。
ドメインの定義の仕方については①物理的定義と②機能的定義と2種類あります。
①物理的定義
「モノ」に中心に企業の指針を決めること。
②機能的定義
「顧客ニーズ」「コト」を中心に企業の指針を決めること。
具体例を考えてみると・・・
例えば携帯電話で考えてみると・・・
①物理的定義
携帯電話(モノ)を作る!
となるので、電話機能に特化したものになっていくでしょう。
例えば音がすごく綺麗とか、電話として魅力的なものを作っていくことになると思います。
②機能的定義
使いやすいもの(顧客ニーズ)を作る!
一例ですが、携帯を使いやすいものと定義すれば、何があれば便利か、
という顧客目線にたったものが作られていくのだと思います。
スマホとかはこっちの視点にたったものなんでしょう。
この例だけで見れば②のほうがいいような気がしますが、それぞれデメリットがあります。
②のデメリットとしては抽象的すぎるというところでしょう。
企業理念に近いものがあると思いますが、これは中小企業ほど色濃く反映される傾向にあると思います。
自分の感覚的にも社長(創業者)一人でできる売上は最大でも3億程度だと思います。
それより売上を上げていくにはやはり組織化が必要であり、企業があたる壁の一つであるのかなと感じています。
事実、社長一人が頑張りすぎて資金繰りが回らず、黒字倒産という事例はよく耳にしたりもします。
組織化をする中でドメインの選定は非常に大事な部分であり、その領域に引かれて同志が集まってくるのではないかと感じたります。
あまりまとまってませんが、今回はこんなところで。
