2020年8月
主治医の全摘提案。

術前検査の結果から納得はできるけど、治療中ずっと抗がん剤が効いて温存できますよーにお願いと願い続けてきた私は諦めきれず。

セカンドオピニオンを受けることにしました。


が、しかし。
手術予定日まであと2週間強。セカンドオピニオンの受け方も分からないのに滝汗


まずは病院の支援センターに相談。
セカンドオピニオンの進め方を聞いてきました。
セカンドオピニオン先を決める➡️主治医に診断書提供を依頼で進めるそうだ。



となれば病院選び。

かかっている病院より症例数が多い病院を選ぶのが1つポイントのようなので、電車で1時間程度でいける範囲で乳がん症例数の多い大学病院を3つピックアップ。

がん研有明病院も考えたけど2週間以内に受けられル気がしなかったのと、東京ど真ん中に出かけていくのが億劫で。。


それぞれの病院に2週間以内にセカンドオピニオンを受けたい旨を伝えると 
『主治医の診断書をとりつけてから予約日を調整することになります』と門前払い気味。


あれ、順番が逆?滝汗



それでも粘って2週間以内に受けられるか様子を探り、1つなんとかねじ込んでくれそうな感触を得た病院に心を決めました。

そこはピックアップした中で一番時間を長くとってくれていたところで金額もすごーく高いわけではない(1時間で3万円。高いけどチーン)



セカンドオピニオン先が(自分の中で)決まったら、主治医の診察。

『前回の先生の説明には納得してるんですが、どうしても全摘はイヤだーって気持ちが収まらないんです。セカンドオピニオンを受けたいと考えています』
とストレートに依頼。

『それはよいことだと思います。すぐに紹介状を用意します。どちらの病院ですか?必要な資料は?』と先生。

心を決めた病院を伝えると、

『時間もないので急いでだします。手術予定日はそのままで大丈夫です。』と。

通常診断書は3週間かかるのに、翌翌日に書類を用意してくださいました。


再びセカンドオピニオン先に電話し、主治医の紹介状を取り付けた旨を説明してその週の土曜で仮予約。紹介状を事前に持参して予約確定。


セカンドオピニオン先に出した申込書には相談したいことを記載します。

私は2つ
①温存手術は不可能か?
②全摘の場合でも同時再建は不可能か?




セカンドオピニオン当日。

穏和な印象の院長先生。まずはじっくり話を聞いてくださいました。

放射線科の先生も同席くださり、MRI、CT画像を術前治療前、後と並べて詳細に今の状態を説明いただきました。

それをもとに院長の説明が続く。

①抗がん剤は効いている。でも小さく収縮したのではなく、小さくなったけど散らばった状態で残っている。それと乳頭に小さなしこりがみえる。前後で大さが変わらないのでがんかどうかは分からないけど、とったほうがいい。そうなると温存はできないし、僕も全摘をすすめる。

②リンパ節転移が残っているので、術後の治療の選択肢を制限しないためにも同時再建はすすめない。
つい最近カドサイラというお薬があなたのような術前治療で奏功してない方の術後治療に使えるようになったので、病理結果次第では検討してもよいと思います。


とてもロジカルに丁寧に説明いただき、今の自分の状態、全摘の選択が最善なことがよーーく分かりました。スッキリー


そして印象的だった言葉。
『まずは生きること。これを絶対一番に考えてください』


主治医(若い)は治療は丁寧だけど、こういうセリフはでてきません。

ベテラン院長先生ならではの言葉の重みです。



ちなみに最後。

『先生、乳がんの手術ってお腹きるよりは痛くないって人もいるそうですがホントですか?』

『いやいや、痛いよ~。リンパ節郭清すると術後は腕も動かせなくなるし。あ、でも胸は神経ごと取るからそこは痛くないよ。脇から胸に感覚がなくなってヘンな感じになるけど。でもだんだん神経も伸びて(?)落ち着いてくる大丈夫』


えーーー神経ごと取るってゲロー
余計怖くなったんですけど