映画「コンタクト」観る | 生きてる缶詰

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1997年 ジョディー フォスター主演
 
ツタヤカードの更新を何年も前に忘れてたんで、観てなかった映画が多い。アマゾンプライムでやっと観た。ここは古い東映動画とかも有るし楽しみです。dvd借りて返しに行くなんて無駄な事しなくて済む。
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奇をてらった事はせず、大体想像通りの展開で想像通りの最期。
本作の肝はその見せ方にある。メッセージ受信時のドタバタや解読の過程。
各研究員や、政府の魑魅魍魎達の個性のぶつかり合いに魅せられる。
 
CGもちゃんとツボは心得て用意されてて安心。爆破シーンは何度も堪能した。
こういう巨大な解析事は世界中が協力しなきゃ成し得ないって事もちゃんと描かれてる。サイモン シンの「暗号既読」「宇宙創成」あたりを読んでた時のワクワクにも似て。たぶんカールセーガンの原作はもっと面白かろう。
それにしてもSFでの「素数」って便利な言葉w
 
 
↓ネタバレ
ベガ星人の意図が判らない。
地球人の五感能力では認知できない存在体だから、地球人の脳内映像を組み合わせて語りかけたんだろうけど、ならそもそもヤマトみたいに設計図を送り付け地球人に来させる必要もなかったのでは?
接触の証拠も無いから結果、非常時の錯乱で主人公の脳が観た妄想だろうと指摘されることになるわけで。
打ち上げごときでこんなに対立しまくるような幼稚な生き物たちとはまだ接触は無理だな、とベガ人は判断したのかもしれない。
 
 
 
本作のタイトル「コンタクト」は宇宙人とのそれではなく
それ以前の、人間や国家同士の相互理解・意思疎通の難しさを浮き彫りにするための反語として付けられたものではないかなと感じた。
良い映画です。