「あれ? どうしてあんなに簡単なことが、うちの子だけできないの‥?!」
私が初めて、子どもに「もしかして‥」を感じたのは、
幼稚園年中の保育参観の日でした。
△を3回折るだけのとっても簡単な折り紙で、チューリップを折るというのが
その日の課題。
周りのお友だちは、チューリップをたくさん折って紙にはり付け、
かわいらしく仕上げていくのに、
うちの子は1回目の△を折ったところで、「???モード」に突入(>_<)
「え???? 自宅では、何でも上手にできたいたハズなのに…」

お子さんに「もしかして…」 を感じた時、親として何ができるでしょうか?
人見知りや、やんちゃなだけとは違う、どこかみんなと違う何か…
発達障害のグレーゾーンなど、症状が分かりにくい場合は
病院へ行っても見過ごされてしまうことがあります。
わが子も、3軒病院をはしごして、やっと診断結果が得られました((+_+))
夫や祖母には「そんなに子供を障碍児に仕立て上げたいのか!」と怒られました。
いえいえ…そんなことはございません!
今でも夫は治ると信じている様ですが、脳の特性は治ることはありません。
治すというよりは、これから起こるであろう数々の困難を乗り越えるために、
力を貸してくれる人を探し、親も最大限子供に寄り添って理解してあげたい…
そういう思いで治療を続けています。
ネット上で「発達障害」と検索しても、なかなか知りたい情報にたどり着けない‥
そんなもどかしい思いをされている方も多いと思います。
症状が一人ひとり違うので、ウチの子にピッタリ当てはまる情報が少ない‥。
とても身近な障害なのに誤解と偏見が多く、
これといった有効な対策が打ち出せていないのが現状です。
約15人に1人の割合で、発達障害の疑いのある生徒がいると言われている
にも関わらず、学校も病院もまだまだ試行錯誤の段階なのです。
だからと言って、「とりあえず様子見‥」と放置していては良い結果は得られません。
怒られる事が続くと、うつ病やかん黙(言葉が話せなくなる)、自傷行為が見られたり、
不登校や非行に走るなど、2次障害が深刻になる事があります。
わが子も、幼稚園に入る前まはとってもお喋りで笑顔のかわいい男の子だったのに、
卒園までに人前では一言も言葉がでなくなりました…。
発達障害の治療は、理解のある先生や同じ境遇のお母さん方と
巡り合う事で大きく変わります。
子どもの長所に目を向け、得意なことを広げていく一方で、
子どもが日々困っている事実を親が受け止る。
そして…時々湧き上がってくる、どうしようもない自分自身の負の感情を、
「自分だけじゃない」と思える様な、落ち着ける場所を見つける…
このブログも、手探りで発達障害と戦っている方々にとって、
ちょっとした情報共有になればいいなと思って、立ち上げました。
子どもに「もしかして…」を感じだ時、
まずは親が「発達障害を知る」ことから始める事が大切ではないでしょうか。