研究生活は、その対象が自分の興味のあるものであれば、非常に楽しいものになりますし、逆に、自分が興味のもてないものであれば、苦行でしかありません。
まさか苦行をしにいくなんてと思いますが、実際に周りの人を見ていると、あまり興味はもてないけれども続けている、という人が意外と多いようです。
なぜそういうことが起こるのでしょうか。
考えられる原因を挙げてみます。
1)研究室全体のテーマには興味があるが、教授の方針で面白くないことをやっている
2)自分の興味が正しくわかっていない
3) 別のもの(分野・職業)に興味が変わった
あなたは、どれかにあてはまりますか?
以下、それぞれについて対策を考えてみます。
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1)研究室全体のテーマには興味があるが、教授の方針で面白くないことをやっている
このケースはとても多いのではないかと想像します。特に実験系の研究室においてはマンパワーが必要なので、重点課題に学生が配置されることが多いです。これについてどのように対策を練るべきか考えてみました。
a)とりあえず徹底的に考え、自分なりの発見をすることを目指す。
正論ですね。
面白くない課題でも、いくらでも工夫はできますし、自分なりの解釈や発見があれば、一気に楽しくなります。そのときはそのままその分野にのめり込んでもいいでしょう。
しかし、自分が一生をかけてやりたいテーマなのか、自分の生き方に合っているだろうかと、きちんと問いかけることも忘れないようにしましょう。
b)なぜこの研究が重要なのか考える。
やはり教授はそれなりに研究の世界で成功している人であり、テーマの見つけ方が非常にうまいのです。なぜこの研究に意義があるのか、教授の狙いはなんなのか、よくよく考えてみるとよいと思います。
また、もし教授の方針と完全に一致していなくても、自分なりに周辺分野をリサーチし、自分ならこうする、と具体的に代替案を考えてみましょう。それを元に教授と話し合うことで、テーマを深められ、自分の興味が引かれるところが見つかるかもしれません。(自分なりの計画案を立てることは、学振や研究費の応募書類を書くときにも役立ちます。)
c)それでもおもしろくないならば
そのときは、違う分野に進むことを検討しましょう。
2)自分の興味がわかっていない
これは、進路選択の際に、自分の本当の情熱でなく、人気がある・流行っている・社会的に見て良さそう、などのような尺度で選択をしている時によく起こることだと思います。
本当に小さいレベル(今日のお昼ごはんは何にしよう?など)から、自分の好きなものはなんだろう?と、考える癖をつけ、また、自分の好きなことを周りに発信していくことによって、自分の真の興味関心を引き出す練習をしてみると良いと思います。
それは同時に、自分の生き方に自信を持つことに繋がります。
一方で、興味がわからないというのは、実は、視野を広げるとてもよいチャンスでもあります。せっかくなので幅広い分野の勉強をしてみましょう。勉強したことは全く無駄にはなりませんし、新しい研究分野を切り開くにはとても大切なことです。
3) 別のもの(分野・職業)に興味が変わった
これはしょうがないですね。そんなこともあります。
興味を持てるものが見つかって良かったです。新しい分野・仕事で是非頑張って下さい。
今の研究生活の間に、様々な経験を積んで、次の環境へ備えましょう!