こんにちは、山口りかです。
自分の願いが叶う方法(その1)の続きです。
https://ameblo.jp/rikayamaguchi/entry-12690804863.html
東京オリンピックで初開催となった、
卓球の混合ダブルスで、
水谷隼/伊藤美誠ペアは金メダルを獲得しました。
そして、
銀メダルとなったのは、中国のペアでした。
水谷隼/伊藤美誠ペアが決まった瞬間から翌日まで、
この2人についての報道がネットのニュースでもにぎわいました。
ところが、
卓球王国のウエブ版は一味違うコラムをアップしていました。
タイトルは、
「会場から姿を消した劉国梁会長と、馬琳コーチの沈黙」
決勝の時の中国の選手やコーチについても、紹介していたのです。
私は、紹介する視点や内容は本当に素晴らしいと感じています。
これから紹介するのは、
日本語の文法上についての話です。
この記事を読み、日本の報道の言葉は、否定形が多いという証になる一文を見つけてしまいました・・・。
それは、この文章です。
会場の観客席で、大声で「加油!中国隊!」の大合唱をやらかして顰蹙(ひんしゅく)を買った中国の関係者応援団から距離を取り、ひとりの男が戦況を見守っていた。中国卓球協会の劉国梁会長だ。最初は腕を組んで静かに試合を見ていたが、次第に声が大きくなり、「堅定(迷うな)!」という激が何度も会場に響き、そして6ゲーム目に入った頃か、いつしかその姿は見えなくなった。
この中の、
「堅定(迷うな)!」という激
について、
「堅定!」が(迷うな)と訳されていることに違和感がしました。
私は大学生の時、第二外国語は中国語を学びました。
中国語で否定文は、単語の前に「不」のような打ち消す字があると思ったからです。
そこで、
「堅定」を調べると、
weblio 日中辞典・中日辞典に、
形容詞は、確固たる、不動である
動詞は、確固たるものにする,搖るぎないものにする,不動のものにする
と書かれていました。
さらに調べると、
「堅定」は英語での説明ではresolutelyとなります。
Resolutelyは日本語では次の意味です。
蹶然(けつぜん)、思い切って、思いきって、ひと思いに、一思いに、断然、決然と、一思いに、毅然として、猛然と
※ご参考 weblio 日中辞典・中日辞典
https://cjjc.weblio.jp/content/%E5%9D%9A%E5%AE%9A
このようなことから、
「堅定!」は「迷うな」のような否定的で消極的な言葉ではなく、
(金メダルを)確固たるものにする,
(金メダルを)搖るぎないものにする,
(金メダルを)不動のものにする
のように、声掛けのように考えることができると思いますが、
いかがでしょうか。
ただ、(金メダルを)は、憶測になるので、
このような文章で紹介する時の訳は、
日本語訳ではなく、
英訳を参考にして、
「思い切って!」のような、
肯定的で積極的な言葉がふさわしいように感じます。
相応しい日本語訳については、私の考えなのです。
ただ、
「堅定!」は肯定形なのに日本語では「迷うな」と否定形で紹介されています。
このように、
私達が使っている日本語は、
否定形が多いのです。
・三つ子の魂百まで
・雀百まで踊り忘れず
のように、子どもの頃に身についたことは年をとっても癖になってるということです。
幸せになる癖はそのまま持っていて大丈夫です。
でも、自分が不幸になる癖は、手放したり改善することが必要です。
今まで何十年もかけて身に付いた癖を手放したり改善するためには、
練習が必要ですし、
数か月や・数年の時間も必要です。
それは、英会話のような外国語の習得に似ています。
個人セッションをしている人の場合、
1回60分で月2回受講している人で、
半年くらいかかっています。
これを聞くと、
「半年もかかるのか~・・・」
と思う人は多いかもしれません。
でも、
何十年もかかって身に付いた
否定形で考えたり話す癖によって
自分の願いと反対方向へ行きやすいパターンを、
肯定形で考えたり話す習慣が身に付き、
自分の願いがすんなり叶いやすくなるのでしたら、
時間とエネルギーを使う価値があると思いませんか。
自分が話している言葉や文章を確認して、
否定形「●●しない」「●●したくない」がある人は、
肯定形「●●する」「●●したい」に変えてみてはいかがでしょうか。
自分の願いがすんなり叶いやすくなる可能性が高くなります。