先日の『黒蜥蜴』が面白かったので、こちらも見てみました。

泉鏡花『天守物語』。

白鷺城の天守閣に住まう富姫(妖怪？)と侍女達が、天守から人間界を見下ろす。舞台上には大きな獅子頭がある。

前半は富姫と侍女達、また猪苗代から空を駆けて遊びに来た妹分の亀姫とのやり取りで、何となく内容は理解出来ましたが、図書之介が訪ねて来た辺りからだんだん分からなくなり・・・

一気に見ないで何回かに分けて見たり、ながら見だったのもマズかったかな～

2度と天守に来てはいけないと諭されて帰ったはずの図書之介が何で戻って来たのか(この辺り、ながら見だったので)よく分からないまま話が進み、何で殺されそうになるのかな～と。

後から、あらすじを調べましたが、肝心のところでしたね！

2人が引かれ合うのは分かります。富姫の機転で敵は去りますが、目が見えなくなってしまう2人。

2人とも自害して終わるのかな、と思ったら、唐突に職人(？)らしき人物が出て来て、傷ついた獅子の目を直します。

すると再び目が見えるようになった富姫と図書之介は、互いの姿を見ることが出来たのです。

ここで物語は終わりました。

唐突に出てきた職人さん(何の説明も無いけど原作も同じなのでしょうか？)てっきり悪い人かと思った。

いい人で良かったわ (;^_^A

花組芝居のみなさまが、どうこうではなく、完全に自分の知識不足ですね。

先日の『黒蜥蜴』は美輪さん主演の舞台を観劇したり、映像で宝塚花組が上演したものを見ていたのでついて行けたけど。

この『天守物語』、富姫はじめみなさん、着物の所作が美しく、時に妖しく、迫力もあり、生の舞台も見てみたいな、と思いました。

亀姫も可愛かった(’-’*)♪

花組芝居『天守物語』