小手×伊豆 KOTEIZU
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癇癪



力のやりどころを失った手はシャーペンを握る


唇に穴が空く


血の味を感じ

優越感を感じ

私はその優越感にしがみつく


私は怒りに震える



まるで薬物乱用者のように狂った笑いを浮かべ

神様のように全てを見下す




「平常心」と言っている

「肉を引き裂きたい」と言っている

「落ち着け」と言っている






うるさい








神様になった気分だ









何でもないような表情をする


これが世界で一番難しいことだと私は思う



仮面を放すな

引力に負けるな

かっこわるいのはごめんだ

耐えろよ

嘘を貫き通せよ

涙なんかごめんだ

よせやめろよ


かっこわるいことはすんな





仮面がバレないように

仮面が崩れないように

私は口角をあげる



大丈夫

バレてない


はずだ







また一人の私が死んだようだ


また一人の私が生まれたようだ



そいつは死んだ奴より頑丈な鎧をきて言った

あいつに銃口を向けて


「ジ・エンドだな地獄におちろクソガキ」





私はそんなに強い人間じゃない










あれ?






コテツとイズモにはまってしまいました



私も腐ったもんだ






私は一応画力はある方なんで


今その絵を描いています



upしようとは今のところ思っていませんが


要望が有ればupすることも考えます

コップ(幼少時代2)

~幼少時代2~


私が保育園児のころのことだ


私は歯磨きを終え

歯磨きで使ったコップをくわえながら

サクラ組の部屋へ戻っていった


そのころ、犬夜叉がテレビで放送されていたため

それに便乗し、私の中では犬のまねが流行っていた


と、突然

保育園の中で一番怖い女の先生に廊下へ引っ張られた


先生の顔は怖かった


最近その先生は気が立っていると皆感じていた


急に怒鳴られた

「なに犬みたいにものをくわえてるの!

犬なら外へ行きなさい!!」


私はみんながお昼寝をしているなか

一人外で泣いていた


それからもその先生に謝りながらつきまとった


おむかえが来る時刻になると許してもらった


私はとても悪いことをしてしまったんだなと思った

とても反省していた

犬のまねはとてもいけないことだと知った




しかししばらく経って


ある男の子が私と全く同じことをしているではないか

男の子にそれをやると怒られると教えてあげようとしたとき


その怖い先生がその男の子に向かって歩いてきた


ああ、大変だ

私はその男の子をかわいそうに思った


しかし

「あらだいご(男の子の名前)ちゃん

犬みたいにくわえて可愛わね」


あれ?


そのとき私は

少し反感を抱いた


でもそれほど気にしなかった



でもそれから少し周りの見方を変えてみると

あることが分かった


お昼寝の時間、先生は園児をトントンたたいて寝かしつけているのだが

あの怖い先生は

だいご君にばっかりトントンして

他の子にはほとんどやっていなかったり

(私にしたときはとても力がこもっているように感じたり)


でも純粋なそのころの私は

そんなのを見てもその怖い先生は嫌いにならなかった

でもだいご君を少しうらやましく感じた


このことを通して

私は初めて贔屓というものを知った


人は皆、優しく良い人だと思っていたそのころの私には

とても驚くべき出来事だった