こんばんは!
今日は、慢性疾患についてお話したいと思います。
慢性疾患のなかでも、
今の医学で明確にメカニズムや因果関係を認めにくい特殊な疾患は「論争中の病」と呼ばれることがります。
慢性疲労症候症
線維筋痛症
化学物質過敏症
なども含まれると言われています。
コロナ後遺症
新型コロナワクチン後遺症
も
「論争中の病」のひとつと言えるでしょう。
中井(2022)は、現時点で医学的な因果関係を説明・証明できない状態は、
あくまで生物医学的疾患が隠れているかどうかを判断できないことを示すものであり、
その疾患が存在しないことを意味するものではないと強調しています。
てんかんも、今は脳の疾患として一般的に知られていますが、
かつては偏見の目に晒されていた疾患の一つでした。
こうした「論争中の疾患」を抱える当事者の方は周りからの偏見や誤解に苦しむことも少なくありません。
「気持ちの問題」といった見方は代表的なもので、当事者の気持ちを大きく傷つけうるものと言われています。
たしかに、当事者の方の痛みや苦しみの訴えを理解して、寄り添うのは簡単なことではありません。
「わからない」ことを「わからない」ままに向き合うのも簡単なことではありません。
当事者の方の語りを「ありのままに聴くこと」は、医療者や支援者にとっての大きな課題だと言えるかもしれません。
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参考文献:「病いの意味」を巡る対立に医療者はどう向き合うか 中井良平(2022)