午前中、近所のママ友と立ち話してるさ中、私は太陽が眩しく手をかざしながら会話してる私を見たママ友が、
「そんな眩しいの?私は眩しくないよ?ちょっとおかしいから眼科に行きなさいよ」
と背中を押され、3歳なる息子を連れ眼科へ行く事にした。
見慣れない診察室、テレビドラマの病院で告知される時のイメージとは程遠く、暗い狭い診察室の中で、
「将来失明すると言われてる難病の網膜色素変性症です」と、呆気なく淡々と説明された。
え?今ここには息子しかいない…しっかりしなきゃ…でも
次々私の大粒の涙が息子の頭の上にぽたぽた垂らしてるにも関わらず息子はなにか察したのか大人しく私のお膝にじっとしてたことを未だに鮮明に覚えています。
暗闇の診察室で、泣きじゃくる私を看護師が抱き抱え別室に連れて行ってくれたのだ。
息子はそれでもじっとしていた。3歳ながらもたくましく思えた。きっと既に私の異様な態度に何か感じていたのでしょうね。
帰りのバスの中、声を押し殺しながら息子を抱きしめながら途方に暮れひたすら泣いていたのだ。
続く