義理の兄が亡くなりました。
62歳でした。
今年のお正月は変わらぬ様子で、
いつものようにビールを飲み、一緒にテレビを見て、穏やかに過ごしていました。
2月中旬、兄が、
「ちょっとお腹が張るような…」
と病院に受診。
そこで胆道癌が見つかりステージ4と分かったそうです。
(昨年11月の人間ドックでは見つけられず)
抗がん剤治療
麻薬投与(パッチ、散剤)
投入しましたが薄膜播種で内臓の動きもままならなくなり、
最後は肺も白くなり、
30分前までは意識もはっきりあったそうですが、
最後はすぅっと息を引き取ったそうです。
本人には先月、余命1年と告知はしていたそうです。
でも現役で校長もしていたので、
2週間前の卒業式には出たいと。
その後、本格的な治療を始めようとしていた、その矢先の、突然の旅立ち、お別れとなりました。
穏やかで寡黙な兄でした。
ビールとパチンコとゴルフが好きな兄でした。
ごく普通の、少しふくよかな眼鏡のお兄さん。
あまりにも突然で早過ぎで、私も悲しいし悔しい気持ちです。
あと1年働き、その後第二の人生を、というところで…何より本人が無念でしょう。
諸事情で大学を休学し卒業もできていない27歳になる1人娘のことも心配なまま…色々心残りだったと思います。
あまりにも急過ぎたので、
兄本人も死の恐怖を感じる時間、癌性疼痛で苦しむ時間、強い治療による心身の衰弱、
これらが短かったのがせめてもの救い…では、ないか…
自分自身に置き換えてもこれは…
言葉では言い表せない…
私の立場でも無念過ぎるので…
改めて、人はいつ何が起こるか、分からないなと思いました。
私自身長生き出来ると思っているけれど、
突然、自分の終わりがこうやって見えて、想像を超える早さでその日が訪れ、終に臨む…
誰にでも起こりうること…
だからこそ、当たり前の日常のありがたさ、尊さを感じながら、1日1日を大切に過ごしたいと思いました。
栄養面、睡眠、腸活
これまで適当でしたが、その辺もちゃんと自己管理しないとな、と思います。
見た目の若さでまだまだ大丈夫
まだまだ若いから病気はまだ無縁かな
(親戚に癌いなくて長生きだし私も長生きだな)
と過信しています。今もまだ…
でも、身近で目の当たりにすると、他人事ではないなと…
兄の死を無駄にしない為に、
残された我々は兄の分もしっかり生きていきたい。
家族が前を向いて、笑顔で元気に暮らすことが兄の供養になるのかなと思います。